TikTok LIVE (TikTok ライブ)のやり方とは？コラボ,LIVE Eventについても解説

実は、TikTokライブは新規参入の個人や企業にも十分に勝機があります。

TikTokライブが不具合でできなくなっている人は、TikTokでライブ配信ができない原因3選と対処法4選の解説を確認してみてください。

TikTok LIVE (TikTok ライブ)の配信の仕方は？

配信環境、目的ごとに手順を紹介しているため、さっそく確認していきましょう！

スマホを使って配信する

外出先での配信や移動を伴う場合、1番手軽にライブ配信をはじめられるのが、スマホを使った配信方法です。
スマホを使ってライブ配信を行うときは、次の5ステップではじめられます。

PCで配信する

安定した通信環境を確保したい場合や、多くの視聴者に向けてライブ配信を行う場合は、PCで配信するのがおすすめです。

PCで配信する際は、無料の配信ソフト「OBS」を使用する必要があります。

OBSの詳しいダウンロード方法や使い方の説明については、以下の記事を参考にしてみてください。

TikTokの配信スタイル（ジャンル）5選と配信の始め方

TikTokライブには、さまざまな配信スタイル（ジャンル）があり、自分のアカウントに向いている配信スタイルを見つけて配信する方が伸びやすいです。
トークが得意でトークだけで配信する人や、ゲームが上手いのでゲーム配信をする人など、配信のスタイルは多種多様なため、自分に合った配信スタイルを見つけるようにしましょう！

1.ライバー系配信

トーク系の配信は、「ポコチャ」や「17LIVE」といったライブ配信のライバーさんがよくしている配信スタイルです。

質問回答やフリートーク、生歌配信など、自分の体一つで配信していく配信スタイルです。

ライバースタイルでの配信はスマホだけで十分なため、先ほど解説したスマホ配信のやり方を確認しておきましょう！

2.ゲーム配信

ゲーム配信は、ゲームが上手い人やゲーム実況が得意な人に向いており、YoutubeでVTuberの人がよく行っているの配信スタイルです。

ゲーム配信ではプレイ画面を見せる人が多いため、PCのOBSを使用して配信する人が多いです。
OBSを使用して配信するためには、事前に申請する必要があります。
また、配信用の機材が必要で準備にも多少手間がかかりますが、最初の設定だけすればあとは自由に配信できます。

3.フォロワー限定配信

フォロワー限定配信は、自分をフォローしているフォロワーのみライブを視聴できる配信方法です。
フォロワー限定のプレゼント企画や、イベントを行う際におすすめのスタイルです。

自分のアカウントを非公開アカウントにすることで、自分のフォロー外の人が見れない状態にして配信が始められます。

4.コラボ配信で相乗効果をねらう

コラボ配信は一人で配信する時と違った一面を見せられるため、自分のフォロワーのファン化につながるのが特徴です。

コラボ相手のフォロワーから認知されると、新規視聴者へのリーチを獲得でき、視聴数や再生数が自然と伸びるメリットがあります。

コラボ配信を行うときは、次の3ステップではじめてください。

標準の設定では、誰でも配信にコラボ配信申請を出せる状態なため、申請を受け取りたくない場合は「招待を受け取らない」に設定しておきましょう。

5.TikTok LIVE バトル（バトル配信）

TikTok LIVE バトルは、制限時間内に受け取ったギフトの数で競うライブ配信です。

通常のライブ配信より盛り上がるため、短時間でも多くのギフトを集められるメリットがあり、LIVEバトルで勝った場合は受け取ったギフトの35％を賞金として受け取れます。

5分間の対戦後に3分間ライブ配信が継続されるのが、LIVEバトルの特徴です。

LIVEバトルはコラボ配信の機能の一つなため、相手を見つける必要がある点がネックですが、投げ銭での収益化を目指している人にとってはかなりおすすめの機能でしょう。

TikTokライブでよく使う便利な5つの機能

TikTokはショート動画プラットフォームなため、TikTokで使用できる機能の大半をLIVEでも使用できます。

ここでは、TikTok LIVEで使用できる機能を解説していきます。

1.エフェクト

TikTokでは、エフェクト機能を使って配信できます。
エフェクト機能を使用すれば自分の顔を隠したり、加工したりでき、ノーマルカメラに抵抗がある人でもライブ配信をしやすいです。

TikTok LIVEのエフェクト設定はライブ配信前の画面から設定できるため、ライブ配信をする際は事前に設定しておきましょう！

2.インサイト分析

かなり上級者向けの機能ですが、TikTok LIVEでもインサイトの分析が可能です。
TikTokライブでのインサイトを確認すると、TikTokライブに関する情報を確認できます。

インサイト分析についてはこちらの記事で解説しているため、インサイトを確認・分析する際の参考にしてみてください。

3.コメント機能

TikTokライブでは、コメントフィルターと呼ばれる不快なコメントを避けるための機能があります。
コメントフィルター機能を活用すると、誹謗中傷や炎上を未然に回避できます。

また、コメント固定機能を使えば、自分がピン留めしたコメントを一番上に設定可能です。
配信を見にきてくれた人に一番伝えたいコメントは、一番上に設定するようにしましょう！

4.モデレーター機能

TikTokには、モデレーターと呼ばれるライブ配信をサポートする人を設定できる機能があります。
モデレーター機能を使えば、ライブ配信を第三者にサポートしてもらえます。

モデレーター機能について詳しく知りたい人は、こちら記事を参考にしてみてください。

5.TikTok LIVE Eventsで告知を行う

 TikTok LIVE Eventsでは、ライブを行う日時を事前に告知できます。
配信者はライブの告知ができ、事前の集客につなげられるのがメリットです。

一方、視聴者は今後予定されているライブストリームを見つけて登録し、通知を受け取れるため、見逃しを防げます。

 TikTokライブイベント機能を使うときは、次の4ステップで設定が可能です。

ステップ1：プロフィールページの右上、名前の右側あたりにあるカレンダーマークをタップする
ステップ2：ページ下あたりにある「イベントを作成」をタップする
ステップ3：イベント名・開始日時・説明を入力して作成ボタンをタップする
ステップ4：プロフィールにライブ予定が表示される

投稿動画にライブ告知リンクを貼る方法は、投稿動画のキャプションやハッシュタグを設定する画面から「リンクを追加」ライブイベントから選択して追加します。

積極的にリンク追加して、視聴者の獲得につなげましょう！

TikTokライブでは配信者が配信に集中できるように、コメント返信や迷惑コメントの削除などを担当する「モデレーター」の配置が可能です。

配信者だけでは追いきれない数のコメントが来る前から、モデレーターについて理解しておくのが良いでしょう！

TikTok LIVE (TikTok ライブ)を始めるために必要な3つの条件

TikTokのライブ配信は、一定の条件をクリアしてユーザーだけが利用できる機能です。

今までは、正式に条件が公表されていませんでしたが、最近TikTok公式でビジネス活用向けに提供した資料に条件が明記されていました。

3つの配信条件をライブ配信前に必ずチェックしていきましょう！

1.18歳以上の年齢制限

TikTokでライブ配信をするには、18歳以上であることが条件です。

年齢制限がある理由は、個人情報やプライバシー保護のためだと考えられます。

ライブ配信をするときはリアルタイムでネットに配信されるため、危機管理において注意が必要でしょう。
TikTok公式では、TikTokライブを安全に行うための内容を解説した記事を公開しているので、ぜひ確認してみてください。

2.フォロワー数の制限はなくなった？

TikTok公式が発表した情報では、フォロワー50人以上を条件として発表しています。
ただし、「こちらは予告なく変更される可能性があります」と記載されているため、現在は異なる可能性もあります。

現在ではライブ配信に関する条件もかなり緩くなっており、普段からTikTokで発信している人はライブを機能を使用できる場合が多いでしょう。

しかし、弊社社員にも確認したところ閲覧用のアカウントは、フォロワーが60人いるアカウントでもLIVEのタブがなかったため、投稿の質(エンゲージメントや再生回数)に関する条件があるのかもしれません。

3.普段の投稿の質を高める

TikTokのアカウントを開設したばかりだとライブ配信ができないため、クオリティの高い投稿を続けながらフォロワーを獲得する必要があります。
TikTok LIVEをしたい人でも、アカウント初期は良いコンテンツ作りに集中して視聴者を獲得していきましょう！

投稿の質とは、エンゲージメントや再生回数のことです。

TikTokではフォロワー数だけでライブ配信の可否を判断しているわけではなさそうなため、質の高い投稿を続ければ早期にライブ配信ができるようになる可能性は十分にあります。
ただし、再生回数やエンゲージメントが高くなるからといって、炎上やシャドウバンされるようなコンテンツを投稿してしまうと、アカウントが伸びなくなるため気をつけましょう。

良いコンテンツの作り方については、「 TikTok動画の作り方を1から徹底解説！【完全ガイド】」を参考にしてみてください。

TikTok LIVE (TikTok ライブ)の配信のポイント3選

1.通常投稿と同時に行う

TikTokはライブ配信している間、自分の動画がおすすめに乗りやすい傾向があります。

バズった動画があるときはライブ配信をおこなうと、伸びた動画のジャンルを見ている人のおすすめに高確率で表示されます。

動画投稿とライブ配信は相乗効果があるため、おすすめ欄の表示回数を増やしていきましょう！

おすすめから配信にきてくれる視聴者を集める方法として、ぜひ活用してみてください。

2.外部プラットフォームから誘導する

X（Twitter）やInstagramを使って、TikTokでのライブ配信にユーザーを誘導するのも効果的です。

「今日○時からTikTokライブやります！」と告知したり、「今日~時空いてますか？」と問いかけ形式の告知をしたりすると、投稿を見つけてくれた人の興味を惹けます。

告知や誘導の際にはハッシュタグを活用すると、検索からの新規視聴者の獲得も見込めるためおすすめです。

外部プラットフォームの拡散力をあわせて使って、視聴者を集めていきましょう！

3.他の配信者（インフルエンサー）と交流する

他の配信者と交流を行っていくと、配信者のフォロワーが自分のライブを閲覧してくれる場合があります。

どのSNSにも当てはまりますが、自分のアカウントを伸ばしていく上で、他の配信者との交流やコミュニケーションは非常に重要です。

積極的に配信を視聴したり、コメントをして交流をしたりすると自分の存在を知ってもらえ、視聴者獲得につながります。
ぜひ、コラボなど他の投稿者と交流する機会を増やしていきましょう！

TikTok LIVE (TikTok ライブ)活用事例3選

1.新潟県佐渡島の白菜キムチ｜キムチの家

新潟県の離島、佐渡島にあるキムチ屋さんは、TikTokで21万のフォロワーをもつ強者として知られています。

動画に登場する人物に親しみを感じてしまう、そんな魅力がつまった投稿で「キムチの家のファン」を確実に増やしていきました。

そして、数量限定での販売を告知していたライブ配信では白菜キムチ200個、約30万円分が、開始後わずか3分で完売したのです。

投稿動画はどれも人気があって、ライブ配信を活用して週1回「キムチ争奪戦」が行われています。

（出典：https://tiktok-for-business.co.jp/archives/11851/）

2.金沢フルーツ大福｜凛々堂

オープンから半年で全国展開した、フルーツ大福の凛々堂。

もちもちの求肥餅に、ごろっとフルーツが包まれた大福は、まるかじりで食べたくなってしまいます。

TikTokを活用して、スタートから大成功を成し遂げました。

店舗で働くアルバイトスタッフの女の子が、「凛々堂の看板娘」として話題になったことでも有名です。TikTokライブ配信で、アルバイトスタッフ全体の月給に相当するギフト収益を得た実績もあるほどです。

このように、TikTokライブを活用すると投げ銭による収益化ができます。
TikTokの投げ銭機能について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください！
ライブ配信で投げ銭をもらうための準備から、受け取り方まで詳しく解説しています。

3.全日本空輸｜ANA中国

2021年コロナ禍で1000億ほどの赤字を計上したANAは、ライブ配信に挑戦しました。

狙うのは、ライブコマースが本格化している中国での「売り上げ＋顧客との接点維持」です。

ANAの中国人女性社員と、男性インフルエンサーを出演させて行ったライブ配信では、閲覧数は15万人を超え、約4万円〜5万円する航空券300席は、販売開始直後に数分で売り切れました。

顧客の反応を見ながら販売する座席の数を調整した結果、セール期間中のライブ配信で販売した座席数は2,000席を超えるという大快挙を成し遂げます。

ライブ配信には、大手企業に数千万円の売上をもたらす力があります。

その他の成功事例を知りたい人は「【TikTokライブ配信】これ1つで丸わかり！事例も紹介」の記事もご確認ください。

TikTokの企業事例ついてさらに知りたい人は、TikTok企業事例を読んでみてください！

まとめ：TikTokライブを活用して集客や収益化をおこなおう

この記事では、TikTokライブのメリットや活用方法、成功事例について解説しました。

今回の内容を総括すると、次の通りです。

•  TikTokライブは集客や販売の手立てとして有効
•  TikTokライブを行うには1,000人以上のフォロワーが必要
•  TikTokライブを活用して大きな成果をあげている事業者がいる

TikTokは個人や企業かにかかわらず、新しい参入や挑戦によって最大限に可能性を活かせるプラットフォームです。

これからはじめようとしているTikTokライブで「新しい何か」がムーブメントを作るかも知れません。

TikTokのプラットフォームの強さと有効的な手段であるライブ配信をかけ合わせて、先進的な一手を打っていきましょう！