InstagramのGIFの作り方と人気の参考事例を6つ紹介！

InstagramのオリジナルGIFが作れることを知ったけど、どうやって作ったらいいか分からず、お悩みではありませんか？

オリジナルGIFを使うと、ストーリーズへの反応率を高められるだけでなく、そのGIFを見たユーザーに対して、認知度を向上させる効果が期待できます。

しかし、GIFの作り方を知らないと貴重なチャンスを失い、Instagramのエンゲージメントを減少させてしまうでしょう。

でも安心してください。この記事を読めば、InstagramでオリジナルGIFの作り方が分かり、自由に使えるようになります。

SNS運用において、投稿を伸びやすくするための工夫が多いに越したことはありません。

ぜひ、この機会にオリジナルGIFスタンプを作れるようになってください。

InstagramのGIFスタンプとは？

InstagramのGIFスタンプとは「GIF＝Graphics Interchange Format」の略称で、動く絵文字のようなものです。

動きのあるGIFスタンプにより、投稿が目に止まりやすくなり、ユーザーのアクションを促す効果が期待できます。

Instagramでは、ストーリーズやDM・コメント欄でGIFスタンプを使用できます。

多くのGIFスタンプがあるため、投稿の雰囲気や促したいアクションに最適なものを見つけられるでしょう。

InstagramのオリジナルGIFスタンプの作り方

センスとスキルが求められそうなGIFスタンプですが、実は簡単に作成できます。

5分でできるオリジナルスタンプの作り方の概要は、次の4ステップです。

1. 「GIPHY」のアカウントを作成する
2. オリジナルGIFスタンプを5個以上作る
3. クリエイターチャンネルに申し込む
4. 登録したGIFスタンプの名前をInstagramで検索する

GIFスタンプは「GIPHY」というサイトで作成し、申請後にInstagramで使えるようになります。

まずは、GIPHYでGIFスタンプを作る手順を解説していきます。

「GIPHY」に登録する

GIPHYとは、オリジナルGIFを世界中のユーザーと共有できるプラットフォームです。

ここでオリジナルスタンプを作成し、登録、申請するとInstagram上で使えるようになります。

まずは、オリジナルスタンプ作成の一歩として、GIPHYのアカウントを登録してきましょう。

特に難しい工程はありませんが、海外のサイトなため基本的に英語で表記されています。

ですが、サイト設計が分かりやすく、デバイスの翻訳機能を活用すれば困ることはないため安心してください。

オリジナルGIFスタンプを5個以上作ってみよう

GIPHYでは、外部サイトで作ったGIFをアップロードする方法もありますが、今回はGIPHYでオリジナルGIFスタンプを作る方法を解説します。

1.画面右上の「Create」を選択する

GIPHYにログインしたら、画面右上の「Create」を選択します。

1.「Sticker」を選択し、GIFにしたい画像を選ぶ

「create」をタップすると、「GIF」か「Sticker（ステッカー）」のどちらかを選択する画面が出てきます。

• GIF：背景があるアニメーション。Instagramのコメント欄でのみ使用可能
• GIF Sticker：背景のないアニメーション。InstagramのストーリーズやDMで使用可能

簡単に言えば、背景があるかないかの差ですが、GIFはストーリーズやDMでは使えません。

ストーリーズで使用したい場合は、「GIF Sticker」を選択してください。

3.画像を切り抜き、「Contenue to animate」をクリックする

画像の切り抜きには、次の3つの方法を選択できます。

• Lasso（投げ縄）：クリックして線を切り取り線を繋いでいく
• Magic Wand（魔法の杖）：人物や物をクリックすると、自動で背景を切り取る
• Eraser（消しゴム）：残したいところ以外をクリックして消していく

どれを選んでも切り取りはできますが、おすすめの方法はLasso（投げ縄）です。

Magic Wand（魔法の杖）とEraser（消しゴム）は思うように切り取れない場合があります。

Magic Wand（魔法の杖）は上手く背景が認識されなかったり、Eraser（消しゴム）は細かい作業がしづらかったりと、苦戦することがありました。

細かい調整がしやすく、思い通りに切り取れるLasso（投げ縄）をメインの切り取り手段で使用するのがおすすめです。

4.「Add Tags」に、このGIFを検索するためのキーワードを入力する

「Add Tags」は、作ったGIFスタンプを検索するためのキーワードです。

作ったスタンプが見つかりやすいように、名前やサービス名など、あなただけのキーワードを付けてください。

GIPHYによると、よく検索されているキーワードは、次の通りです。

• love（愛）
• happy（幸せ）
• heart（ハート）
• dance（ダンス）
• cat（猫）
• sad（悲しい）
• dog（犬）
• cry（泣く）
• birthday（誕生日）
• kiss（キス）
• party（パーティー）
• lol（笑）
• food（食べ物）

上記のキーワードを積極的に含めれば、多くの人に検索され、使ってもらえる可能性を高められるでしょう。

5.「Upload to GIPHY」をクリックして、作成完了

切り取りとタグ付けが終わったら、画面右下の「Upload to GIPHY」をクリックして作成完了です。

しかし、これだけではまだInstagramで検索しても、作ったGIFが出てきません。

審査を通りやすくするためにも、可能であればオリジナルGIFを10個作りましょう。

クリエイターチャンネルの申請をして、Instagramで使えるようにしよう

GIPHYには、クリエイターチャンネル、アーティストチャンネル、ブランドチャンネルの3種類があります。

• クリエイターチャンネル：イラストレーターやインフルエンサー、ブロガー向け
• アーティストチャンネル：ミュージシャンやレコーディングアーティスト向け
• ブランドチャンネル：企業や俳優などといった有名人向け

SNS運用やブログ運営などをしている場合は、「クリエイターチャンネル」で申請してください。

審査に落ちると再申請ができないため、しっかりと準備をしてから申請するようにしてください。（GHIPYのクリエイターチャンネル申請ページはこちら）

クリエイターチャンネルに申し込む前の3つのチェックポイント！

InstagramでオリジナルGIFを使えるようにするためには、申請前の入念な準備が必要です。

クリエイターチャンネルに申し込む前のチェックポイントを3つ紹介します。

1. オリジナルGIFスタンプを5個以上作成している
2. GIFの内容は全年齢向けで、あなたのコンテンツ（SNSやブログ）に関係あるものか
3. アカウント設定・チャンネル設定の入力、アバター画像の設定はしたか

申請では「申請した人が本当に制作しているのか」「作ったGIFスタンプの質が全年齢向けで、だれもが使いやすいか」が重要視されます。

アカウント設定とチャンネル設定、アバター画像の入力は忘れがちなため、申請前に必ず確認しましょう。

アカウント設定とチャンネル設定の入力手順は、次の3ステップです。

「Account Setting」と「Channel Setting」の入力内容は、次の通りです。

アバター画像は、よく使うSNSや運営するサイトのアイコンと同じものを設定すると効果的です。

アカウント設定とチャンネル設定で、あなたが「どんな人で、何のためにGIFを使うのか」をアピールできれば、申請が通りやすくなります。

入力内容により本人であることを証明できるため、しっかりと入力しましょう。

クリエイターチャンネルに申し込む

クリエイターチャンネルに申請する準備が整ったら、実際に申請していきましょう。

こちらのGIPHY申請用ページから申請ができ、次の情報入力が求められます。

• 連絡先（メールアドレス）
• 呼び名
• クリエイター名
• ユーザー名
• ポートフォリオサイト
• 場所（japanで申請した）
• SNS（職業カテゴリに関する創作物をみられるものがベスト
• 職業カテゴリ
• アイコン（SNSと同じものが良い）

最後に画面下部の「Submit Applicaition」をタップして、申請完了です。

申請の結果は、次の日に届きました。無事に申請を通過すると、このような画像付きのメールが届きます。

先ほどもお伝えしましたが、一度審査に落ちてしまうと、再審査の申し込みはできません。

Instagramで登録したオリジナルGIFスタンプの名前を検索する

申請が通ったという内容のメールが届いたら、実際にInstagramで作ったGIFスタンプを検索してみましょう。

検索は、ストーリーズのGIFスタンプから行えます。

このとき、自分のニックネームやアカウント名などをタグ付けしておくと、検索がしやすくなります。

InstagramでGIFを作る際の注意点2選

こちらは、GIPHYのサポートページに記載されている、GIPHYがどのような思いでサービスを提供しているか表現したものです。

引用：GIF はすべての人のためのものであり、GIPHY は、その GIF 検索がすべての人にとって有益な体験となるよう取り組んでいます。私たちはコンテンツの安全性を非常に重視しています。 GIPHY ユーザーに可能な限り安全な検索エクスペリエンスを提供するために、当社の GIF およびステッカー ライブラリは徹底的に管理され、評価別に整理されています。コミュニティ ガイドラインに違反するコンテンツは躊躇なく削除されます。

上記はGIPHYが重要視しているものなため、申請が通るか通らないかに大きく関わってきます。

それを踏まえて、オリジナルGIFを作るときは、次の2つの注意点を守るようにしてください。

1. オリジナルGIFが全年齢向けであること
2. コンテンツに関係するGIFを作る

1.オリジナルGIFが全年齢向けであること

GIPHYは、「GIF検索がすべての人にとって有益な体験であること」を重要視しています。

こちらのGHIPYの公式ページには、GIFはGIPHYによって評価されており、評価の低いものは容赦なく、削除することが記載されています。

申請する前に、コンテンツが子供から大人まで、すべての人が不快にならないかどうかを確認してください。

2.コンテンツに関係するGIFを作る

GIFを作った人がどんな目的で使おうとしているのか、本当に本人が作ったのかも重要視されるポイントです。

その判断をしやすくするために、チャンネル設定にはGIFと関連のある活動しているSNSやWebサイトのURLを入力しましょう。

また、申請を通りやすくするためには、チャンネル設定の記載内容と、作ったGIFの内容が関係していることも大切です。

例えば、チャンネル設定に「料理関係の発信をしている」という内容を記載したのであれば、野菜やキッチンツール、料理のイラストなどのGIFを作るのがおすすめです。

コンテンツに関連するGIFを作成すれば、GIPHY側は「この人は、この目的で、このようなGIFを使いたいんだな」という判断がしやすくなります。

注意点を意識すると、審査に通りやすくなるため、しっかりと意識してオリジナルGIFを作ってみてください。

InstagramでGIFのデザインに迷ったときの対処法2選

でも、大丈夫です。次の2つの対処法を参考にすれば、誰でもセンスの良いオリジナルGIFスタンプを作れます。

1. 他の人気GIFスタンプを参考にする
2. イラストレーターやデザイナーに外注する

1.他の人気GIFスタンプを参考にする

デザインに迷った場合、すでに出来上がっていて、人気のあるGIFスタンプを参考にするのが手っ取り早いです。

自分が好きなGIFスタンプを見つけたり、 競合やライバルがどんなGIFスタンプを作っているのかチェックしたりすると、自ずと作ってみたいデザインが思い浮かぶはずです。

人気のGIFスタンプを参考にしつつオリジナル要素を入れると、人気GIFスタンプと肩を並べるデザインに仕上げられますよ。

2.イラストレーターやデザイナーに外注する

どんなデザインにしたいのかが全くイメージできない場合は、イラストレーターやデザイナーに外注のもおすすめです。

 イラストレーターやデザイナーは、イメージのヒアリングにも慣れているため、相談をしながらデザインを決められるメリットもあります。

1人では良いイメージが浮かばない場合は、外注してイラストレーターに協力してもらうのも良いでしょう。

Instagramで活用されている企業の人気GIF3選

ここからは、ぜひ参考にしてほしい企業の人気GIFスタンプを3つ紹介します。

1. NASA｜可愛らしいイラストで宇宙が身近に
2. NIKE｜自社製品のイラスト化で宣伝効果を発揮
3.  Disney｜レパートリーが豊富であらゆる場面で使える　

どの企業も、自分の会社の特徴をイラスト化し、馴染みやすく可愛いGIFスタンプを作っています。

種類も豊富なため、デザインやアイデアを参考にしてみてください。

1.NASA｜可愛らしいイラストで宇宙が身近に

ロケットや宇宙飛行士、惑星のイラストがとても可愛くて魅力的なオリジナルGIFです。

宇宙関係の可愛いイラストにより、遥か遠くの宇宙を身近に触れる機会を作れ、NASAの認知度の向上にも繋がっています。

他にはない「宇宙」という自身の強みを上手く活用している点が、参考にしたいポイントです。

2.NIKE｜自社製品のイラスト化で宣伝効果を発揮

自分の商品を可愛らしいイラスト風GIFにしているのが、とても参考になるポイントです。

ナイキのロゴだけを見ても、色が変わったり回転したりと、さまざまなバリエーションを展開しています。

自分のロゴやイラストがある場合は、ぜひ参考にしてみてください。

ナイキはスポーツメーカーなため、ランニングしているGIFスタンプも作っています。

提供しているサービスと関連しているGIFを作る視点も参考になるポイントです。

3. Disney｜レパートリーが豊富であらゆる場面で使える

DisneyのGIFは、さまざまな表情や仕草のキャラクターのGIFを作ることによって、日常的に使いやすいデザインに仕上がっています。

キャラクターの代表的な仕草をGIFスタンプに取り入れ、ディズニーの1コマを身近に感じられる仕上がりになっています。

もし、オリジナルキャラクター要素があるのであれば、ディズニーの仕草を参考にすると、あらゆる場面で使いやすいGIFスタンプを作れるでしょう。

Instagramで日常的に使えるオリジナルGIFスタンプ3選

装飾に使いやすく汎用性の高いGIFスタンプは、使用率が高くとても人気です。

その中から厳選した次の3つを紹介します。

1. 動物｜可愛いから面白いまで揃った安定の使いやすさ
2. 星｜キラキラ度をアップさせる人気装飾GIF
3. 文字｜日常で使えるセリフから効果音まで

これらのGIFスタンプを参考にすれば、あなたの強みを活かしながら日常的に使いやすい人気のGIFスタンプを作れるかもしれません。

ぜひ、デザインの参考にしてみてください。

1.動物｜可愛いから面白いまで揃った安定の使いやすさ

さまざまな表情やかわいいイラストが多くあり、日常的に使いやすいのが「動物」のGIFです。

動物の豊かな表情やサングラスをかけた犬など、ユーモア溢れるデザインが参考になります。

固定概念に縛られないユーモアなデザインという視点を持つと、良いデザインが思い浮かぶかもしれません。

2.星｜キラキラ度をアップさせる人気装飾GIF

ストーリーズの加工にぴったりな星は、多くの人に使われる人気GIFスタンプです。

GIFが主役ではなく、ストーリーズを目立たせる用のGIFという目線で作ると、また違う角度からデザインを考えられます。

「星」と検索するだけでも、配置や動き、色など多くのパターンがあるため、1つの参考にしてみてください。

3.文字｜日常で使えるセリフから効果音まで！

絵ではなく、「文字」だけのGIFスタンプも人気です。日常的に使える言葉や流行りの若者言葉は、特に使われています。

好きな言葉やキャッチフレーズなどがあれば、文字スタンプとして作成してみるのもおすすめです。

特にない場合は、褒め言葉や感謝、謝罪、ツッコミなどのフレーズは人気なため、汎用性の高い言葉から作ってみると良いですよ。

まとめ：InstagramのGIFを自作して投稿のエンゲージメントを高めよう

「GIPHY」に登録すると、Instagramで使えるオリジナルGIFスタンプを作成できます。

しかし、GIPHYの申請が通らなければInstagram上では使えないため、解説したポイントをクリアした上で、申請を行いましょう。

オリジナルGIFスタンプを使えば、動きのある装飾によりストーリーズが目に止まりやすくなり、投稿のエンゲージメントを高められます。

人気のオリジナルGIFスタンプを作成できれば、認知度の向上にも繋がります。

ぜひこの機会に、自分だけのオリジナルGIFを作ってみてください。