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SNSマーケティングで無料セミナーを実施する理由は?やり方やコツを解説

SNSマーケティングにおいて、無料セミナーの開催は既存顧客のフォローアップに加え、新規顧客獲得の大きなチャンスの場となります。ネット環境が発達した現在では、オンラインでセミナーを開くことができます。ウェブで行うセミナーを「ウェビナー」といいます。

できるだけ多くの人に集まってもらうことが、自社セミナーを成功へ導く鍵とも言えるでしょう。しかし、思うように送客ができず、頭を抱えている方も少なくないはずです。こちらの記事では、セミナー送客を成功させたい中小企業の担当者様向けに、無料セミナーを実施する理由・やり方・コツについて解説します。

また、SNSマーケティングの包括的な詳しいやり方は「SNSマーケティング戦略決定版!4ステップループが運用成功の鍵」をご覧ください。

目次

無料セミナー(ウェビナー)が集客・SNSマーケティング上重要である理由

見込み顧客を購買へ導ける

無料セミナーでは有料のセミナーに比べ、セミナー自体の収益源はありません。しかし、無料セミナーは「無料」という文言で有料のセミナーよりも多くの人を集めることができます。多くの人を集めた状態で、しっかりと「商品を買いたい」と思ってもらえるように誘導することが重要です。これを「教育」といいます。しっかりと参加者を教育することで見込み客を購買へ繋げることができます。

認知を拡大できる

無料セミナーを通じて自社の認知拡大に繋げることも期待できます。

もちろん、無料セミナーに多くの集客をすることでも自社の認知拡大につながりますが、参加者だけに視点を限定すると多くの人数とは言えないでしょう。しかし、セミナーに参加する条件をTwitterのRTやいいねとすることで、各参加者が自社を拡散してくれることも可能です。このように拡散してもらえると、セミナーに参加しない方も自社を認知するきっかけになるのです。

ウェビナーをマーケティングで実施する意味は?やり方とメリットを解説で詳しいやり方を説明しています。ぜひご覧ください。

自社に対する愛着を強められる

無料セミナーを通じて自社に対する愛着を強めることができます。

無料セミナーは、直接顔を合わせて話す、オンラインではなかなかない機会です。そのため、普段の文字・画像・動画などのの情報発信よりも濃い情報、生の情報が提供できます。その情報に触れた参加者は必ず自社への愛着を深めてくれることでしょう。

自社アカウントに対する顧客の愛着が増えることは、実際のところファンを獲得することにつながります。ファン獲得が、LTV(ライフタイムバリュー)の向上にもつながり、売上に継続的に貢献してくれるようになります。

自社の顧客情報を取得できる

またセミナーを開催することで、顧客情報を取得することができます。

SNSマーケティングを行う上で顧客の性別や年齢、購買データといった情報は欠かせないものです。これら顧客の情報データに基づいて、購買促進を促す施策を打ち出すことができるようになります。

現代はニーズが多様化している社会でもあります。このような社会では、マーケティングで顧客情報を活用するか否かで、マーケティングの精度が変わってくるといっても過言ではありません。

無料セミナーを開催する6ステップ

毎月1,000万円以上を無料セミナーで売り上げている弊社が、実際に行う準備ステップについて解説します。

無料セミナーを開催するステップは以下の通りです。どれも大切なことなので、欠かさず行いましょう。

1.無料セミナー開催の目的を明らかにする

無料セミナーを開催する上で非常に大切なことの1つとして、その無料セミナーを開催する「目的」を明確にすることが挙げられます。無料セミナーを開催する目的はセミナーによって違います。

  • 自社商品やサービスの紹介、認知拡大
  • 新規顧客の獲得
  • 見込み客へアプローチ
  • 既存顧客のフォローアップや流出防止
  • アンケートなどで情報収集

このような目的を1つ設定し、それに合ったセミナー構築、集客をしましょう。

また、セミナー開催に関係する担当者間で、開催するセミナーの目的にズレが生じないようにすることも意識してください

セミナーの目的を明確にしなければ、ターゲットも細かく設定することはできません。ターゲットを絞ることはユーザーに「このセミナーは自分に関係するもので、必要な情報を得ることができる」と認識させる効果があります。

セミナーの目的を確定し、「自分に必要なセミナー」と認識してもらうことが大切です。

2.ツールを選定する

2つ目に、適切なツールを選ぶことが大切です。

オンラインセミナーの配信形式は2種類に大別することができ、

  • ライブ配信
  • オンデマンド配信

の2つがあります。

皆さんご存知のZoomは、オンラインセミナーの開催に使うことができます。一般的に、みなさんが無料で使っているZoom Meetingsはインタラクティブなセッションを開催するのに理想的です。つまり、出席者に積極的に参加してほしい場合や、セッションを小さなグループに分割したい場合に適しています。しかし無料版のZoom meetingsでは40分までの配信しかできません。

一方で、Zoom Video Webinarsはオンラインセミナーの開催に特化した機能が多数あります。基本的に、少人数の登壇者が視聴者に向かって一方的に話す形式での使用が想定されています。

例えば、「視聴専用モード」を設定すると、参加者は主催者に許可された時だけ自分のカメラ・マイクをオンにすることができます。このように参加者のプライバシーを守りながら双方向的なオンラインセミナーを開催できる他、アーカイブ視聴やライブストリームなどの機能も充実しています。

またZoom Video Webinarsは500〜50,000人の参加が可能です。大人数にある程度一方的に話したい場合、Zoom Video Webinersを使って開催するのが良いでしょう。

3.コンテンツを作成・講師を招聘する

続いて、コンテンツ(講演資料)の作成、そして必要であれば講師の招聘をしましょう。

コンテンツの作成では、専門用語を使いすぎていないか、参加者が理解できる平易な表現を用いているかを確認することが重要です。

セミナーには、テーマに関する予備知識が少ない参加者もいることが予想されます。予備知識が少ない参加者にとっては、講師が当たり前だと思っている内容も伝わらない場合があります。可能な限り、専門用語や特定の業界でしか通用しない用語の使用は避け、一般的な言葉で言い換えるなど、参加者目線の意識を常に持つように心がけましょう。

また、必要であれば講師を招聘しましょう。有名な講師や人気な講師を招聘することができれば、たくさんの人をセミナーに送客することができます。招聘のコストを考慮しながら、慎重に検討することが大切です。

4.集客を実施する

無料セミナーの方向性やターゲットが定まったら、集客を実施しましょう。

申し込みは基本的にオンラインがおすすめです。申し込みページはお客さんの情報を前もって入手することができるため、以下の欄を作成することがおすすめです。

  • 会社名(所属)
  • 氏名
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • セミナーへのご意見や要望
  • 個人情報の取り扱いについての同意

参加者が何を知りたくてセミナーに参加してくれているのかを前もって知るために、参加者向けにアンケートフォームをメールで送信することもおすすめです。お客さんに最大限の満足をしてもらうために、可能な限り情報収集を行いましょう。

【2022年最新版】SNS集客で失敗しないための運用ポイントでSNS集客のポイントをぜひご確認ください。

5.配信環境を構築する

配信の環境をしっかり構築しておきましょう。

最低限必要な物は、マイク、カメラ、安定した通信環境、配信に適した場所です。

ウェビナーで使用するマイク、カメラはPC内臓のカメラで十分です。また、通信環境ですが、快適なウェビナー開催には「最低10Mbps以上」が必要です。通信速度は、Googleで「Speedtest」と検索し「速度テストを実行」をクリックすれば調べられます。ウェビナー前に1度チェックしましょう。

配信場所の選定も大切です。

もしウェビナー配信時に背景にふさわしいスペースを用意できなくてもバーチャル背景を利用すれば、ウェビナーに合った背景を演出できます。

また、可能であればPCスタンドやモニターも準備しておきましょう。発信者が快適に配信をするためにこれらは必要です。

そして、リハーサルをすることも大切です。当日通りの時間、スタッフでセミナーの流れを確認することで、足りない物に気づくことができます。

6.配信を実施する

しっかり準備ができたら早速本番配信を実施しましょう。本番配信の際に大切なことが2つあります。

  • アンケートを回収する
  • リストを作成してメールマガジンを配信する

今回のセミナーの感想や要望など、必ずアンケートを実施しそれを回収しましょう。次回のセミナーへの対策のためにも参加者の声は大切です。

参加者にアンケートを記入してもらいたい場合は、アンケート回答用のURLをチャットで参加者に共有し、回答時間を設けましょう。アンケートに回答してもらう間は、沈黙の時間にならないよう講演者にセミナーの総括や、最後の挨拶を話してもらうなどの工夫をするといいでしょう。

また、参加者のメールアドレスのリストを作成し、定期的にメールマガジンを配信しましょう。無料セミナーの一回限りの関係ではなく、セミナー後も関係を続かせることができるからです。

7.アフターフォローを実施する

無料セミナーの開催後は、顧客を掴んで離さない対応が求められます。

具体的には、

  • フォローアップメールの送付
  • 購入ページの送付
  • セミナーに関連した教育コンテンツの配布

などが挙げられます。これらは全て、顧客をセミナーの開催目的に従ってへ誘導するためのものになります。誘導の際はオファー文言が重要な役割を果たします。詳しくは「オファーをマーケティングに活用する方法と改善ポイント」をご覧ください。

無料セミナーの成功のコツとポイント

無料セミナーを成功させるコツとポイントは以下の通りです。以下のコツをマスターして、確実にセミナーを成功させましょう。

開催直前にリマインドを実施する

無料セミナーを開催する前には、必ずリマインドメールを実施しましょう。無料セミナーのリマインドメールとは、開催前にセミナー日時が近づいていることをお知らせするメールです。

申込者は、申込日から開催日までが長ければ長いほど、セミナーに申し込んだことを忘れてしまいます。セミナーのリマインドメールを送信して、申込者にセミナーの開催日時やお申し込みをした事実を思い出していただきましょう。

参加者でコミュニケーションを取る

参加者はただ聞いているだけでは記憶が定着しません。積極的な参加態度がセミナーの理解度や満足度を上げるのは間違い無いでしょう。

しかし大人数を相手にするセミナーでは、1人1人とコミュニケーションを取ることは難しいです。そこで、反応ボタンやお題を示してコメントを書いてもらうなど、参加者に「アクション」を求めてみましょう。1人1人とコミュニケーションがとれずとも、全員が参加している雰囲気を作ることが「コミュニケーション」を取ることにつながります。

コンテンツ制作では、わかりやすく有益であることを意識

セミナーのコンテンツ作成では、「わかりやすく・有益」であることを必ず意識してください。

つまらないセミナーは、一方通行であることが多いです。一方で盛り上がるセミナーは参加者を巻き込んだコンテンツです。わかりやすいコンテンツであれば、工夫次第で参加者をうまく巻き込んだコンテンツにすることが可能です。

また、参加者にとって有益な情報であることも意識しましょう。上記にも述べた通り、事前の調査で参加者の要望や期待が把握できているはずです。これらの内容を盛り込んだコンテンツを作成することで、参加者の満足度を最大限にすることができます。

SNS以外からも集客する

SNS以外からも集客することは大切です。

主に3つあります。

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • アウトバウンドマーケティング

リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果に連動して表示される広告のことです。ある特定のキーワードに対して広告を表示でき、そのキーワードをユーザーが検索している関心が高いときに広告が表示されるため、コンバージョン率が高くなりやすいのが特徴です。

リスティング広告の費用対効果やメリットを解説!自社に最適な「始め方」とは?

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に表示される広告のことを指します。「画像+テキスト」もしくは「動画+テキスト」を組み合わせたバナーで表示されることが多いので、「バナー広告」とも呼ばれています。Webサイトの右側やアプリのニュースフィードなど、ユーザーの目につく場所に広告を出稿します。テキストを含めたビジュアルで訴求することでユーザーの興味を惹き、クリックしてもらうことで、サイト誘導やコンバージョン獲得へと繋げていきます。

アウトバウンドマーケティングとは、企業から見込み客に対してアプローチを行うマーケティング手法のことです。代表的な手法には、ダイレクトメールやテレビCM、テレマーケティングなどが挙げられます。これらの手法は、企業発信で消費者に情報を届けていくので、「プッシュ型」のマーケティングと呼ばれています。

アウトバウンドマーケティングの手法と効果とは

配信テストを怠らない

上記でも述べましたが、配信テスト(リハーサル)を必ず実施しましょう。リハーサルのポイントは全てを本番と同じ環境で実施するということです。

会場、機材のセッティングも本番と同じにすることで、きちんと機材が機能するか、やろうとしていることが実現できるかどうかを確かめることができます。

また、当日配信してくれる現場のスタッフにもリハーサルの段階から参加してもらうことが大切です。カメラワークの切り替えなどはスタッフとの意思疎通が重要になってくるので、手配したスタッフにはリハーサルから参加してもらうようにしましょう。

参加することにメリットや特典を付与する

セミナーに参加特典をつけることで、以下のメリットがあります。

  • 参加を迷っている人の後押しをすることができ、参加人数を増やすことができる。
  • 参加者のセミナーに対する好感度や信頼度が上がる

参加特典をつける際には、以下のことに気をつけましょう。

  • 特典とセミナーの内容が釣り合っているかどうか
  • セミナー本来の目的を果たせるのかどうか

セミナーの内容や価値と釣り合わないような特典では、怪しく感じる人や参加したくないという人も出てくるかもしれません。

また、特典が豪華な場合や実用的な場合、特典だけで十分だと満足されてしまうことがあります。セミナーの直接的な目的である有用な情報を提供することができなくなってしまうため気をつけましょう。

無料セミナーのやり方に関するQandA

無料セミナー集客をしても集まらない時はどうすればいい?

集客がうまくいかない時は、集客に関するノウハウをしっかり勉強しましょう。以下のリンクに「SNS集客」に関する知識がたっぷり記載されています。

自社のセミナーにあった適切な媒体を選び、集客を成功させましょう。

セミナーを有料で開催してはいけない?

結論、有料セミナーは集客力のある方のみ可能な手法です。有料セミナーは、「お金を払って参加している」という事実から、参加者の積極度を格段に上げることが可能になります。そのため、サービス販売への教育情報を積極的に聞いてもらえる状態を作ることができるのです。そのため、集客力のある人は有料セミナーを開催することも良いでしょう。

しかし、有料セミナーは既存顧客の不満を買いやすい手法です。価格に見合ったセミナーを求めるため要求のレベルも上がりますし、参加者がうまく理解できないだけでクレームにつながる危険性もあります。そのため、デメリットが大きい有料セミナーは上級者向けの手法と言えるでしょう。

無料でセミナーを開催するのはなぜ?

無料セミナーの1番のメリットは、「お客さんを集めやすい」ということです。

多くの集客を成功させたセミナーは、たくさんの顧客の情報や要望を知ることができ、自社の商品・サービスの向上に繋がります。

また、セミナーを通じて関わりを増やすことで将来有望な見込み客を獲得することができます。

自社ブランディングのために、無料セミナーをうまく活用しましょう。

以下の動画は「興味を持たせる話し方」について詳しく解説している動画です。セミナーの開催前に必ず確認しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

セミナー集客で最も大切なことはターゲットの性質を見極めることです。自社の商品やノウハウがどの年代のどのエリアに住んでいる人に刺さるのか、というような具体的なターゲット設定ができていれば、ターゲットが何に興味を持ちどんな情報を知りたがっているのか、といった仮説も立てやすくなります。ターゲットの性質をきちんと踏まえた上で適切なコンテンツを制作し、確実なセミナー集客を行いましょう。

無料セミナーは、直近での商談にはつながらないかもしれませんが、リード情報を多数獲得することができます。獲得したリード情報をもとに継続的にナーチャリングし、将来の商談につなげていきましょう。この記事を活用し、商談数を増やすことができたら私どもは幸いです。

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