【最新】Instagramのブランディング成功事例8選とやり方・注意点を紹介

Instagramでブランディングをおこなうと、アカウント全体であなたの商品の良さを際立たせることができ、ターゲットを一瞬で引き込めるようになります。

しかし、ブランディングが正しくできていないと、誰のためのアカウントなのかが分からず、収益に繋がりづらくなってしまうでしょう。

記事を最後まで読んで成功事例を参考にしながら、成果の出るInstagramブランディングを目指しましょう！

Instagramのブランディングとは？

ビジネス用語のブランディングは競合との差別化を図り、自分ならではの強みを確立することを指します。

Instagramにおけるブランディングとは、写真や動画を活用してあなたのアカウントの世界観を表現し、ターゲットに訴求することを指します。

Instagramでブランディングおこなえば、あなたの商品を選ぶ理由をフォロワーにアピールでき、収益アップにつなげられるでしょう。

なぜ Instagramはブランディングに向いているのか

Instagramは、画像や動画を通じて商品のイメージカラーや世界観を表現することに優れたSNSなため、ブランディングに適しています。

フォロワーとのコミュニケーションも取りやすく、コメントやDMなどの対応を通じ、フォロワーとの距離を縮めやすい特徴もあります。

世界観の表現とフォロワーとの関係性の築きやすさこそが、Instagramがブランディングに向いている理由です。

Instagramでブランディングする4つのメリット・効果

Instagramを運用ではブランディングが必要不可欠と言えるほど、大きなメリットがあります。

上記についてそれぞれ詳しく解説するため、メリットを理解した上でブランディングを始めていきましょう！

1.広告費を削減しながら、投稿の拡散が期待できる

Instagramは投稿を通じてアカウントの世界観を明確にアピールできる上に、ジャンルに興味のあるユーザーに投稿を表示できます。

そのため、投稿に反応を示してくれる可能性が高く、投稿が拡散されやすいため、多くのユーザーに投稿を届けられるのです。

2.手軽にコミュニケーションが取れる

Instagramでブランディングをおこなえば、ユーザーと手軽にコミュニケーションが取れるようになります。

Instagramは、投稿のコメントやDMなどを通じて一人一人に向き合ったコミュニケーションが取れるため、親密な関係性を築きやすいです。

正確な情報をいつでも伝えられるだけでなく、しっかりと個人と向き合う姿勢から信頼感や親近感を生むため、アカウントのファンを作りやすくなるでしょう。

3.商品のイメージや世界観が伝わりやすい

Instagramは画像や動画を中心とした投稿なため、他のどのSNSよりも世界観やイメージを視覚的かつ直感的に伝えられます。

投稿の色味や背景、文字のフォントなど、どのような雰囲気のアカウントなのかが一目見ただけで分かるため、商品の特徴や魅力を伝えやすいです。

例えば、黒を基調としたシックな色味が多ければ、高級感や大人のかっこよさを演出できます。

上の画像は、伝統工芸品を扱う我戸幹男商店のアカウントです。

黒を際立たせるモノトーンな世界観が上品さを感じさせます。

Instagramはあなたの世界観、キャラクター性をアピールするには打ってつけの場所です。

4.他者との差別化

Instagramでブランディングをおこなうと、アカウントの個性とポジションを確立できるため、他者（他社）との差別化ができるのがメリットです。

人は視覚からもっとも多くの情報を取り入れるため、どのようなアカウントなのか、どのような人に向けたアカウントなのかを瞬時に感じ取ります。

同じ商品を扱っていても、ブランディングの仕方が違えば、アカウントの雰囲気は変わるため、惹かれるターゲットも変わるでしょう。

Instagramであれば、どんな雰囲気にするか、どんな内容を発信するかでライバルとの差別化を図れます。

ぜひ、ターゲットに刺さるアカウントコンセプトを創り上げてみてください！

【個人】Instagramのブランディング成功事例を4つ紹介

ここからは、実際にブランディングに成功している実例として、個人のアカウントを4つ紹介します。

1. あい｜canvaで簡単！おしゃれなインスタデザイン
2. 筋トレの勉強 -セイオンマン-
3. 名もなき読書家
4. 高津昌史

1.あい｜canvaで簡単！おしゃれなインスタデザイン

あい｜canvaで簡単！おしゃれなインスタデザイン（＠ai_insta_design）

あいさんは、プロフィールに記載されている次の3つを主軸にブランディングしています。

• 初心者でもインスタをおしゃれにできるcanva技
• マネするだけでおしゃれなcanvaデザインが身につく！
• canvaの裏ワザ大公開

色味や編集方法を統一しているため、おしゃれなアカウントに仕上がっており、投稿内容の説得力が格段に上がっています。

アカウントコンセプトが「canvaの技」まで細かく絞れているため、ライバルよりも深く有益な情報を発信できている点も注目ポイントです。

2.【筋トレの勉強】 -セイオンマン-

【筋トレの勉強】 -セイオンマン-（＠seionman）

筋トレの知識を発信しているセイオンマンの魅力は、トレーニング男子に刺さりやすいコンセプトでブランディングできている点です。

男性に刺さりやすくしている要因は、次の3つが考えられます。

• トプ画やアカウント名をヒーローに寄せており、男心をくすぐる
• ゲームに出てきそうな特徴的なフォントを使っている
• 背景の活き活きした外国人のマッチョがモチベーションを掻き立てる

アカウントをぱっと見た時の、ゲームの一部やアメコミを覗いているかと思うほどの世界観は非常に魅力的です。

「見逃すな！」や「鍛えろ」など、ヒーロー感のある語尾を使い、よりフォロワーを世界観に引き込めています。

3.名もなき読書家

名もなき読書家（＠no_name_booklover）

このアカウントは、主役である「本」の際立たせ方が非常に上手いアカウントです。

シンプルな背景に本の象徴となる表紙だけを写して視線を本に集中させ、それぞれの個性や魅力を上手く伝えています。

編集方法も統一されているため、きっちりと整理整頓された本棚のようにも見え、思わず手に取りたくなるような世界観をブランディングできています。

4.高津昌史

高津昌史（＠kou.003）

黒を基調とした編集と際立つコーヒーの茶色が、非常に美しくかっこいいアカウントです。

大人のこだわりを感じさせる世界観で、男性であればこのような至福のひと時を過ごすことに憧れを抱く人も多いのではないでしょうか。

登場する全てのものにこだわりが感じられ、コーヒーを全力で楽しむ姿勢を見るだけで心が満たされます。

文字装飾は一切入れず、コーヒーの魅力だけで多くのフォロワーを獲得できている点から、見て楽しめるブランディングの重要性も伝わってくるでしょう。

【企業】Instagramのブランディング成功事例4選

インスタのブランディングは個人だけではなく、企業アカウントのブランディング成功事例も非常に参考になります。

次は、企業が運用しているアカウントの成功事例を4つ紹介します。

1. YOLU-ヨル-
2. サッポロビール公式アカウント
3. 【公式】「サッポロ生ビール黒ラベル THEBAR」
4. 岩塚製菓【公式】

それぞれが全く違うブランディングをしているため、世界観の表現の仕方やアカウントの活用方法を参考にしてみてください。

1.YOLU-ヨル-

YOLU-ヨル-（＠yolu_official）

夜と美容を掛け合わせ、星が一面に広がる綺麗な夜空をブランドイメージとし、インスタでは夜空や夜桜をイメージさせる色味で統一されています。

ブランドカラーやイメージ、世界観を徹底的に表現できているアカウントです。

独自のハッシュタグを設定してプロフィールに掲載することで、口コミやユーザーの声を拾いやすく、新しいユーザーでも親しみやすい環境を作り上げています。

2.サッポロビール公式アカウント

サッポロビール公式アカウント（＠sapporobeer.jp）

サッポロビールは青空や緑など、自然を背景とする投稿が多く、天気の良い日に外で乾杯するときに飲んでほしいメッセージが伝わってきます。

また、ビールと一緒に相性の良い料理を載せることでシチュエーションがイメージしやすく、「この料理にはこのサッポロビールだな」とセットで商品を思い出しやすくなる効果も生み出しています。

おすすめのおつまみや簡単なレシピなども併せて紹介しており、ビールが求められる環境を作りにいく点は参考にすると良いでしょう。

3.【公式】サッポロ生ビール黒ラベルTHE BAR

【公式】「サッポロ生ビール黒ラベル THEBAR」（＠sapporothebar.jp）

先ほどの空や緑を背景としたサッポロビールの爽やかなブランドイメージとは異なり、落ち着きやかっこよさ、バーの大人なイメージを感じるアカウントコンセプトに仕上がっています。

• あのバーの雰囲気をお家で楽しんでほしい
• このおしゃれな料理にはこのビールがぴったりだ

独自の世界観を押し出したブランディングによって、同じビールなのに飲んでほしいタイミング、ターゲットを明確に分けられている非常に良い例です。

ターゲットが変われば、ブランディングの仕方が変わり、アカウントコンセプトも変わることがよく分かると思います。

4.岩塚製菓

岩塚製菓【公式】（＠iwatsukaseika）

岩塚製菓は、「煎餅」の和のイメージを良い意味で壊してくれるInstagramアカウントです。

せんべい＝おばあちゃんの家にあるイメージで、若者とはあまり縁がないように思われがちです。

ですが、岩塚製菓はパーティーや女子会を想像させる盛り付けを投稿することで、若者でも買いやすいイメージをブランディングしています。

色味も白や赤、ピンクなど、若い女性をターゲットにしていることが分かり、売り上げ拡大のためのマーケティング戦略が垣間見えるでしょう。

写真の構図や色使いが素晴らしく、せんべいなのに洋風でおしゃれなイメージを作り上げている点も、とても参考になりますよ。

Instagramのブランディングを成功させるやり方3ステップ

ブランディングを成功させるためには、正しい手順で設定や施策をおこなう必要があります。

Instagramでブランディングを成功させるステップは、次の3つです。

1. ターゲットを決める（誰に、どんなイメージを持たせるのか）
2. アカウントコンセプトを決める
3. 分析を繰り返す

手順はたったの3ステップですが、一つ一つがとても重要なので、各ステップの詳細をチェックしていきましょう！

1.ターゲットを決める

まずは、あなたのアカウントの魅力を届けたいターゲットを明確にします。

「誰に、どんなイメージを持たせるのか」を意識するのがポイントです。

細かく決めると、「多くの人に反応してもらいづらくなるのでは？」と疑問に思う人もいると思います。
ですが、実際は逆で、細かく決めることによって訴求が格段に刺さりやすくなり、収益を上げやすくなります。

自分が狙ったターゲットに投稿を届けるためにも、ターゲットは明確に決めるようにしましょう。

2.アカウントコンセプトを決める

ターゲットを明確にしたら、アカウントコンセプトを決めていきます。

アカウントコンセプトとは、アカウントの世界観を決める設定のことです。

いくつか例を紹介します。

• インスタ初心者でも理解できる運用と収益化のノウハウの発信
• ズボラ女子でもできる簡単料理レシピの発信
• 続けるのが辛くない1日たったの5分で痩せる簡単エクササイズ

「誰に、どんな商品を届けるのか」を明確にし、〇〇といえばあのアカウントという認知を狙うために行うのがアカウント設計です。

ターゲットがどんなコンセプトを好むのか。どんな雰囲気のアカウントに惹かれるのかを考えると、イメージがしやすくなりますよ。

3.分析を繰り返す

ターゲットを決め、アカウントコンセプトも定まったら実際にアカウントを運用していきましょう。

想定したターゲットにフォローされているかを確認し、あなたの狙い通りにブランディングできているかを分析していきます。

チェックすべきポイントは、次の3つです。

1. フォロワー数と層
2. 投稿のエンゲージメント
3. ハッシュタグの数

プロアカウントへ切り替えれば、Instagram公式分析ツールのインサイト機能も使えるようになります。

自社の商品をほしいと思っている人に狙い通りに届けることができていなければ、分析して原因を追求し、改善していかなければなりません。

分析ツールなども駆使して、ブランディングの軌道修正を常に行ってください。

Instagramをブランディングするときの4つの注意点・コツ

続いて、Instagramをブランディングするときの注意点やコツについて解説します。

1.商品とアカウントの世界観を統一する

商品とアカウントの世界観を統一は、ブランディングにおいて非常に重要です。

世界観が統一されていないと、どんな人があなたのアカウントに興味を持ったらいいのか分からず、伸びづらくなってしまうためです。

売り込みたいモノを際立たせるデザインでアカウントを統一することで、新規ユーザーがフォローしやすい環境を作れるでしょう。

2.オリジナルハッシュタグを作る

インスタのブランディングではオリジナルハッシュタグを作り、プロフィールに掲載すれば実際の口コミやユーザーの投稿などが集まり、親近感や信頼性アップにつながります。

初めてアカウントに訪れた人はそのハッシュタグを見れば、他の人の生の意見に触れられるため、安心してフォローや商品を購入できるでしょう。

インスタのハッシュタグの仕組みや活用方法などについては、以下の記事を参考にしてみてください。

3.キャラクター要素を作る

インスタではアカウントにキャラクター要素を加えると競合との差別化を図る独自性が生まれ、強いブランディング効果があります。

加えて、キャラクター要素に親近感を感じることで、ユーザーとの距離を縮められ、ファンを作りやすくなるのもメリットです。

キャラクター要素を設定するのが難しい場合は、従業員や運用担当など、人を登場させても同様の効果が得られます。

キャラクター要素があると格段に印象に残りやすくなり、ブランディングが上手くいきやすくなるためおすすめです。

4.企業目線ではなく、ユーザー目線の良さをアピールする

ブランディングでは企業目線のアピールではなく、ユーザー目線でのアピールが大切です。

• 化学物質は一切使用しておりません
• 赤ちゃんでも使えるやさしい成分

同じ内容でもユーザー目線での良い点をアピールすれば、より分かりやすく魅力を伝えられます。

Instagramでブランディングを成功させるならAddNeSSのコンサルがおすすめ

Instagramのブランディングについ理解はできるものの、いざ実際にブランディングしてみると簡単ではありません。

上手くいかない状況で一人で抱え込んでいても、なかなか状況を解決するのは難しいでしょう。

SNSを運用し、収益化に向けて動いているあなたであれば、「時間を無駄にするだけで、結局大した結果を出せない」状況が、どれほど恐ろしいかご存知だと思います。

そんな時に選択肢として浮かんでくるのが、数々の実績を挙げてきたプロに頼む方法です。

まとめ：Instagramのブランディングであなたの魅力を際立たせよう

Instagramでブランディングすると、ターゲットが欲しがる商品を狙い通りに届けられます。

ブランディングは、集客や収益化に直結する非常に重要なものです。

アカウントコンセプトを整え、あなたの強みやキャラクター性を継続して発信することで、徐々に差別化できるでしょう。

まずは、自分自身とライバルを分析し、すでに持っている強みに気づくことから始めてみてくださいね。