Facebookで広告を出そうとしているけれど、以下のようにお悩みの方は多いのではないでしょうか?
「SNS広告で本当に集客の効果が期待できるのか?」
「そもそもFacebook広告でいいのか?」
結論、SNS広告を始めるなら、Facebookがおすすめです。
Facebookは実名の登録が必要なため、他のSNSより詳細なユーザー情報を得られ、正確なターゲティングが可能です。
本記事では、Facebook広告の出し方を1から解説します。
最後まで読むだけでFacebookで広告を出せるようになります。
本記事では、Facebook広告の出し方を1から解説していくよ!
記事を最後まで読むだけで、Facebookで広告を出せるようになるよ!
また、SNSマーケティングの包括的な詳しいやり方は、「SNSマーケティング戦略決定版!4ステップループが運用成功の鍵」を参考にしてみてください。
Facebook広告の特徴
Faceboo広告では、運営元が同じMeta社のInstagramで広告を配信できるのが最大の特徴です。他にも、MessengerやAudienceNetworkでも広告配信ができます。
なお、国内のアクティブユーザー数では、Facebookで2600万人(2019年7月現在)、Instagramで3300万人(2019年6月現在)のユーザーが利用しています。
どちらも多数のアクティブユーザーを抱えているため、広告配信の効果を得やすいです。
Facebookでは40代以上の男性利用者が多く、Instagramは40代までの女性が多いため、広告の出稿先を自社のターゲット層から見極められるのも特徴です。
Facebook広告を出稿する前に必要な準備3ステップ
Facebook広告を出稿する際に、以下の3つの準備が事前にできているか確認しておきましょう。
- Facebookページを作成する
- Facebookビジネスマネージャとページを連携する
- 広告アカウントを作成する
どれか1つでも抜けていると広告を出稿することができなかったり、効果を得られなかったりするため、しっかりとここで準備しておきましょう。
Facebookページを作成
まずは、Facebookのページ作成が必要です。
ページを作成する方法は、以下の3ステップです。
1ホーム画面を開き右上にある「+」をクリック
2ページの所をタップしてページ名とカテゴリを入力します。
詳細は任意になります。
3左下の「Facebookページを作成」をクリックすれば作成完了です。
Facebookビジネスマネージャとページを連携する
広告を出稿するにはビジネスマネージャが必要で、先ほど説明したFacebookページと連携する必要があります。
ページを連携する方法は、以下の5ステップです。
- 広告マネージャからビジネス設定を開きます。
- アカウントのページを開くと青色の「追加」と書かれた所があるので、そこをクリックして「FaceBookページのアクセスをリクエスト」を開きます。
- 記入欄があるので、Facebookページの名前かURLを入力します。
- ページで必要な役割をいくつか選択できるので選択した後、一番下にある「アクセスをリクエスト」をクリックします。
- これでビジネスマネージャとページの連携は完了です
また、Instagramへの広告出稿の場合、InstagramアカウントとFacebookアカウントをビジネスマネージャ経由で連携する必要があるため、注意してください。
広告アカウントを作成する
広告出稿をする為には、通常のFacebookアカウント以外に広告アカウントも必要です。
広告アカウントの作成方法は、ビジネスマネージャの「ビジネス設定」から「広告アカウント」を選択し、そちらをクリックします。
青色の「追加」をクリックして、「新しい広告アカウントの作成」をクリックします。
アカウント名や通貨を設定すれば完了です。
Facebook広告の配信方法3ステップ
ここからは、Facebook広告の配信方法を詳しく解説します。
以下の方法を実践して、広告を配信してみましょう。
- キャンペーンの作成
- 広告セットの作成
- 広告の作成
キャンペーンの作成
まず初めに、広告キャンペーンを作成します。
キャンペーンの作成方法は、まずFacebookビジネスマネージャから広告マネージャに移動します。次にキャンペーンのタブの中にある作成を押します。
具体的には以下の手順で進めます。
- 購入タイプの決定
- 目的の決定
- キャンペーン名の決定
- カテゴリの決定
- A/Bテストの作成
- キャンペーン予算の最適化
順に確認していきましょう
購入タイプの決定
購入タイプには、オークションとリーチ&フリークエンシーの2種類があります。
しかし、リーチ&フリークエンシーは条件を満たしたユーザーのみ扱えるため、初めて広告出稿をする方はオークションのみ選択可能です。
リーチ&フリークエンシーの場合だと、予算に基づいたリーチ数が表示されるため、運用をする際は予算に基づいて実行できます。
目的の決定
購入タイプを選択したら、広告出稿をする目的を決めましょう。
目的は細かく分けられており、以下3つの目的とその詳細に分けられます。
目的 | 詳細 |
---|---|
認知 | ブランドの認知度アップ・リーチ |
検討 | トラフィック・エンゲージメント・アプリのインストール・動画の再生数アップ・リード獲得・メッセージ |
コンバージョン | コンバージョン・カタログ販売・来店数の増加 |
今から出稿したい広告が、どれに当てはまるのか的確に選びましょう。
キャンペーン名の決定
目的を決めたら、キャンペーンの名前を決めましょう。
後からでも変更できますが、できるだけ自社のサービスや自社名を入れて、わかりやすいキャンペーン名にした方いいでしょう。
カテゴリの決定
こちらは、特別のカテゴリに関する広告の場合のみ選択します。
特別なカテゴリは、以下に分類されます
- 信用
- 雇用
- 住宅
- 社会問題
- 選挙
- 政治に関連した広告
これらは信用性に関わる広告カテゴリなため、他のターゲティングとは違うターゲティングが行われます。
該当する場合は申告する必要がありますが、違う場合は未記入でも大丈夫です。
A/Bテストの作成
A/Bテストでは、配信量を均等にして2つのキャンペーンを比較、分析できます。
2つの広告クリエイティブやオーディエンスの属性を比較し、よりパフォーマンスの高い組み合せを検証できます。
広告効果を上げたい方は、ぜひ活用してみましょう。
もしテストを実施したい場合は、もう一つキャンペーンを作る必要がありますので気をつけてください。
キャンペーン予算の最適化
最初に、キャンペーン予算の最適化の横にあるボタンをオンにしましょう。
オンにしない場合、延々と予算が使われてしまいます。
オンにする場合、1日の予算か通算予算のどちらかを選択します。
1日の予算を選択した場合、まずは金額を記入しましょう。
記入した金額は、広告出稿期間の1日あたりに使う平均金額になっており、その金額に応じて予算が消費されます。
通算金額の場合、広告スケジュールを詳細に設定でき、曜日や時間、特定の日時で広告を配信できます。
広告セットの作成
キャンペーンの作成が完了したら、次は広告セットの作成が必要になります。
広告のターゲティングは主にここで決めていくため、以下の手順で広告セットを作成しておきましょう。
- 広告セット名の設定
- トラフィックの設定
- ダイナミッククリエイティブの選択
- 予算と掲載期間の決定
- オーディエンスの決定
- 配置で配信先を決定
- 最適化と配信
広告セット名の設定
まずは、広告セットの名前を決めましょう。
どのターゲットに広告配信をするのか、後で見返したときにわかるような名前にしておくと管理がしやすいです。
トラフィックの設定
名前を決めたら、次にトラフィックを増やしたい場所を決めましょう。
Facebookでは、以下の4つから選択できます。
- ウェブサイト
- アプリ
- Messenger
また、リンク先の詳細はあとで入力可能ですので、この段階では必要ありません。
ダイナミッククリエイティブの選択
ダイナミッククリエイティブでは、クリエイティブの素材の要素である画像や見出しを登録することで、最適な組み合わせの広告が生成されます。
活用したい方は、右上にあるボタンをオンにしましょう。
予算と掲載期間の決定
予算はキャンペーンでなく、広告セット単位での設定も可能です。
掲載期間では広告が配信される期間を決められます。
先程の広告キャンペーンで決めた1日あたりの金額は、この期間の平均で消費される金額を表します。
オーディエンスの決定
広告配信先のターゲティングを行えます。
最初に、年齢、性別、地域を決定しましょう。
次に「詳細ターゲット設定」から、細かなターゲティングを設定ができるため活用していきましょう。
ターゲティングの設定は狭くしすぎると広告効果が下がってしまうため、まずは広めに設定するのがおすすめです。
配置で配信先を決定
配置で広告の配信先を決められます。
自動配置にしておくと、最も広告効果が上がるプラットフォームに出稿が可能です。
また、配信先のデバイスも限定されず最適化もできます。
手動配置にした場合、広告の配信先を全て手動で行います。
配置する数が多い程、ターゲットにリーチしやすく認知されやすいですが、慣れていないと上手くいかない可能性があります。
広告に慣れるまでは、自動配置に任せておきましょう。
最適化と配信
広告を見たユーザの行動のうち、どんな行動に広告を最適化するか決められます。
例としてインプレッションを最適化した場合、広告の表示回数を上げるように最適化されます。
インプレッション以外にもいくつか最適化ポイントがあるため、目的に応じてうまく活用していきましょう。
課金対象の画面では、2つの課金形態を選ぶことが可能です。
- インプレッション課金:表示ごとに課金
- クリック課金:リンククリックごとに課金
キャンペーン広告の目的によっては選択できない場合もありますので注意が必要です。
広告の作成
キャンペーンの作成が完了したら、最後に広告の作成をします。
投稿の画像やテキスト、遷移させたいwebページなどのURLを設定していきましょう。
以下の手順で、広告を作成していきます。
- 広告名の決定
- 広告に表示する名前を決定
- フォーマットの決定
- クリエイティブの設定
- 言語の設定
広告名の決定
最初に、広告名を設定します。
名前は後で見た時でもわかるように、管理しやすい名前にしましょう。
期間等を入れておくと、さらにわかりやすくなります。
広告に表示する名前を決定
ユーザーが広告を見た際に、表示されるアカウント名を決定し入力します。
複雑な名前にせずシンプルなアカウント名であれば、ユーザーにも覚えられやすいでしょう。
フォーマットの決定
フォーマットでは、広告の構成を決めていきます。
フォーマットは、以下3つの中から選択可能です。
フォーマット | 詳細 |
---|---|
シングル画像または動画 | 1つの画像や動画のフォーマット |
カルーセル | 2つ以上の画像、動画を組み合わせたフォーマット |
コレクション | モバイルでフルスクリーンで広告を表示させたい際のフォーマット |
クリエイティブの設定
実際に広告に使用する画像や動画、メインテキスト、見出し、リンク先を決定します。
一番下のコールトゥアクションでは、リンクを埋め込んだボタンに設定する文言を設定していきましょう。
言語の設定
特定の言語をユーザに配信したい場合は、設定しておきましょう。
日本が対象の場合は、選択しなくても問題ありません。
【発展】広告効果を上げるためにピクセルを設置する
ここまでご紹介した通りに実行すれば、一通りFacebook広告の出稿は可能です。
しかし、サイト訪問者のコンバージョン計測等の分析を行いたい場合には、ピクセルの設置が必要になります。
ピクセルを設置すればターゲティングの精度が向上し、費用対効果が上がります。
ここからは、ピクセルの設置方法を以下の手順でご紹介します。
- ドメインの決定
- ドメインの認証
- ピクセルの設置
ドメインの決定
ピクセルを設置するには、初めにドメインの決定・認証が必要になります。
ドメインの認証を行えば、広告配信の際に表示される名前を自社名にできます。
まず初めに、以下の手順でドメインを追加します。
- ビジネス設定からブランドセーフティをクリック
- 「ドメイン」をクリック
- 青の追加ボタンをクリック
- ドメイン名を決定
- 「ドメイン追加」をクリック
ドメインの認証
次に、ドメインの認証方法です。Facebook公式では、3つの認証方法が紹介されています。
- HTMLソースコードにメタタグを追加する
- ルートディレクトリにHTMLファイルをアップロードする
- ドメインレジストラーでDNS TXTレコードを更新する
それぞれのやり方を紹介します。
HTMLソースコードにメタタグを追加する
- ビジネス設定の画面に表示されているメタタグをコピー
- ウェブサイトのホームページのHTMLソースを開く
- HTMLコードの<head>….</head>セクションにメタタグを貼り付けて、ページを公開
- ウェブサイトのルートドメインに移動し、HTMLソースを表示して、メタタグがあることを確認
ルートディレクトリにHTMLファイルをアップロードする
- ビジネス設定の画面にリンクしているHTML認証ファイルをダウンロード(ダウンロードした後はファイルに変更を加えないでください。)
- ドメインのルートディレクトリにHTMLファイルをアップロード
- ビジネス設定を開き、ステップ3のリンクをクリック
- ウェブサイトの認証コードが表示されることを確認
ドメインレジストラーでDNS TXTレコードを更新する
- ドメインレジストラーを開いてログイン
- DNSレコードセクションに移動
- ビジネス設定の画面に戻り、ステップ2のTXTレコードをコピー
- ドメインレジストラーの指示に従い、DNS設定にTXTレコードを追加
- DNS TXT検索ツールを使って、すべてのサーバーでTXTレコードがアップデートされたことを確認
ピクセルを設置
- 広告マネージャのデータソースから「イベントマネージャ」をクリック
- データソースと書かれた画面に移るので真ん中にある「ピクセルの設定を続行」をクリック
- Facebookピクセルの方を選択して「リンクする」をクリック。
- 「ピクセルコードのインストール方法を選択」とでてくるので、「手動でピクセルコードをウェブサイトに追加」を選択
- ベースコードをコピーして、計測したいwebページの<head>タグの上に貼り付ける
これでピクセル設置は完了です。
次のページに進むと、自動詳細マッチングの設定画面に移ります。
こちらは、全部オンにするほど広告から正確なデータを得ることができるため、できるだけオンにしておきましょう。
ここまでのFacebook広告の費用・予算について動画にしたのが、以下の動画になります。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:Facebook広告を活用して
Facebookの広告のやり方をまとめると、以下の通りです。
- Facebook広告を出稿する前への準備としてまずはページを作成して、ビジネスマネージャと連携をしておく
- キャンペーンを作成して、予算や目的を決める
- 広告セットで主なターゲティングを決める。
- 掲載期間や配置、オーディエンスを設定。
- 広告を作成してフォーマット、実際に使う画像や動画を決める
- 費用対効果を上げたい場合はドメインを認証して、ピクセルを設置します。
ここまでで、誰でも簡単にFacebook広告を出せるようになったかと思います。
ピクセルの設置は少々難しい点もありますが、広告効果を上げるためにもぜひ設置したい項目です。
出稿からピクセルの設置まで行い、広告で成果を出しましょう
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