ウェビナーは、顧客をつかむ上で重要な役割を果たす手法であるにも関わらず、
「ウェビナーをして顧客を自社のファンにするべきなのはわかるが、どうすればいいか全くわからない」
「ウェビナーのなかでどのようにして参加者を誘導するのかわからない」
という層が多くいるのが現状です。
そんなウェビナーをマスターできると、他社と圧倒的な差別化を図ることができ、売上upに直結することでしょう。
そこで今回は、1回のウェビナー開催で最高約5,000万円、平均1,000万円から2,000万円コンスタントに売り上げているアドネスブログ編集部が現代のウェビナー戦略を伝授します。
この記事を読めば、ポイントを押さえたウェビナーを自社で開催することができるようになります。
そもそもウェビナーとは?マーケティング上での役割
ウェビナーという言葉はなんとなく聞いたことがあっても、具体的にどんなことをするのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。ここでは、「ウェビナー」という言葉の成り立ちやマーケティングにおける意義を解説します。
ウェビナー=Web+セミナー
ウェビナーとは、Webセミナーの略で、オンラインセミナーとも呼ばれています。Web上でセミナーを行う際に会議ツール・セミナーツールを用いて行われる行為を指します。
SNSマーケティングにおけるウェビナー
ウェビナーは、マーケティングにおいて重要な役割を果たしています。そんなウェビナーのマーケティング的役割を、弊社が展開するマーケティングメソットの「SNSマーケティング4ステップループ」に沿って解説します。
まず、SNSマーケティングは基本的に以下の「4ステップループ」によって成り立っています。
- 集客
- ファン化
- 教育
- 販売
最初に集客でリード顧客を集めます。次に、自社の魅力を伝えて自社の情報を受け取ってもらえる下地を作るファン化。さらにリード顧客を購入直前の状態まで持っていく教育をし、最終的には全ての購入障壁を取り除いて販売へ繋げます。
うちウェビナーは、主にファン化・教育の手段として活用されます。
ウェビナーで自社の魅力を最大限伝えることで、「自社の情報を受け取る下地」を作ります。
また、リード顧客を購入直前の状態に持っていく「教育」を行います。具体的な方法は、まず「現状の顧客の状態」と「購入直前の状態」を定義します。その後、その間にある障壁やステップを全て洗い出し、洗い出したステップに沿ってウェビナー内で行動を促します。
文字にすると簡単ですが、詳細な設計が必要です。詳しくは、「SNSマーケティング戦略決定版!4ステップループが運用成功の鍵」を参考にしてください。
ウェビナーを実施するメリット
より深く自身のサービスや製品をアピールできる
ウェビナーはオンラインながら、顔を見せて直接説明することができる数少ない手法です。オンライン販売の場合、テキスト・画像などで顧客に対して説明していくことがどうしても多くなります。しかしウェビナーは文字や画像で理解しにくいような複雑な情報も、直接話すことでわかりやすく伝えることができます。双方向形式のウェビナーなら、その場で質問解決などもでき、より製品やサービスを深く伝えられるでしょう。
一度の開催で多くのユーザーにアプローチできる
「多数の方に同時に情報伝達できる」ことは、ウェビナーの大きな強みです。オフラインのセミナーで多数の方に届けようと思うと、広い会場と整理員などの多くの費用・人員が必要です。その反面オンラインのウェビナーでは、多くの人を集めても費用・人員を用意することなく開催することができます。一度に多くの人にアプローチできるウェビナーは、時間対効果が高いアプローチ方法なのです。
ユーザーとの関係値を築ける
ウェブマーケティングの障害として、「この企業は信頼できるか」という疑問がつきまとってしまうことが挙げられます。文字ベースで伝わる情報に対して、100%信頼をおくことは難しいでしょう。そこでウェビナーを介した顔が見えるやりとりをすることで、「この企業(人)は信頼できるか」ということを直接確かめることが可能になります。実際、顔が見える方がユーザーの信頼度も高くなりますし、関係を構築しやすくなります。
意外と準備が楽で開催しやすい
先述した通り、オフラインのセミナーはたくさんの工数がかかります。しかも今の時代、感染対策が叫ばれており、消毒や検温の実施など、従来のオフラインセミナーよりも工数が格段に増えています。また、会場を用意しなければならない性質上、集客できなかった場合にリスクが伴います。
その反面、ウェビナーは工数はカメラなどの準備のみです。また、会場を用意する必要もないため、集客がうまくいかなかった場合のリスクも0です。つまり、気軽に開催することができるのがウェビナーなのです。
ウェビナー単体で直接販売つなげることも可能
ウェビナーは、
- ファン化:情報を受け取る下地を作ってもらう
- 教育:購入直前の状態まで参加者を持っていく
ことが主な役割として挙げられます。しかし、ウェビナーの威力はこれだけでは終わらず、「ウェビナー中に販売」まで行うことが可能です。つまり、ウェビナー中に商品を紹介し、直接商品の購入ページに移動させたり、購入を完了させたりできるのです。購入を完了させるには、しっかりとオファーを視聴者に刺さる内容にすることが重要です。オファーの詳しい作り方は「オファーをマーケティングに活用する方法と改善ポイント」の記事を参考にしてください。
SNSマーケティングでウェビナーを実施するデメリット
集客が難しく、実際に着席させるまでがむずかしい
ウェビナーは、「参加してもらうこと」のハードルが非常に高いです。オフラインセミナーについて考えると、「参加する」ということがハードル高く感じるのではないでしょうか。オンラインで行うウェビナーも同じで、「参加する」ことが一番のハードルです。実際、参加して貰えば途中で離脱されることはほぼないと言っていいでしょう。そのため、「参加する」ハードルさえ超えてしまえばウェビナーは成功へ大きく近づきます。参加者の集め方は後述しますのでぜひ参考にしてください。
音声トラブルがやや起こりやすい
ウェビナーで一番多いトラブルが音声や通信のトラブルです。いくらウェビナー内容が良くても、通信環境が悪く、途中で途切れてしまってはせっかくのテンポのいい話も台無しです。
ノイズが入り込まない環境を選び、配信テストを行った上でウェビナー本番に臨みましょう。
ウェビナーを開催するまでの4ステップ
ここまでウェビナーのメリット、デメリットについてお話ししてきましたが、自社でウェビナーを行うべきか否かの判断は付きましたでしょうか?多くのみなさんがウェビナー導入に前向きな気持ちになっていることと思います。
ここからは、実際にウェビナーを開催した際に成功する手順を4ステップに分けて解説していきます。関連記事を含めて、全ての記事を読むことでウェビナー成功へ大きく前進するでしょう。
ウェビナーの目的を決める
ウェビナーは先述の通り、
- ファン化
- 教育
- 販売
など、開催目的は様々です。この中でどんな目的を達成するためにウェビナーを開くのかをまず考えましょう。具体的には、
- 参加者の自社への理解を深め、今後の情報を好意的に受け取ってもらえる下地を作る
- 参加者をサービス購入につなげるために、教育を行う(教育についてはこちらで解説)
などが挙げられます。自社の状況に合わせて開催目的を考えましょう。
ステップ2.実施目的に応じたウェビナーコンテンツを制作する
ウェビナーコンテンツの制作は1番の肝です。ウェビナーの内容が良いものでない限り、参加者が満足してくれることは「ありません。
しかし、高いクオリティのコンテンツを最初から作れるわけではありません。ここで大切になってくるのが、「競合調査」です。しっかりと競合他社のウェビナーに参加し、良い部分を盗み続けましょう。そうすることで自ずといいコンテンツが制作できるようになります。こちらの、ウェビナー情報検索サイトから探すと自社に関連のあるセミナーが見つかると思います。ぜひ一度メモをとりながら参加してみましょう。
また、弊社代表みかみのセミナーは、「毎回のセミナーで最低1,000万円」を売り上げる、現代では稀な高クオリティセミナーです。みかみのTwitterをフォローして、ぜひセミナーにご参加ください。
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ウェビナー参加者を集める
先述の通り、「参加者を集める」ことがウェビナーの一番の壁となります。集客の方法としては、
- 広告掲載
- ウェビナーまとめサイトへの掲載
- 自社HPへの掲載
などが挙げられますが、やはり現代で最強の集客ツールはSNSでしょう。
SNS集客は、インバウンド集客とアウトバウンド集客の2種類を使い分けて集客します。
インバウンド集客
インバウンド集客とは、メディアにお客さん自身が集まってくる集客手法です。一度成功すると継続的に大きな効果が生まれる反面、SNS開設直後やフォロワー数の少ないアカウントには難しい手法になります。
インバウンド集客は、しっかりとアカウントのコンセプトを定めた上で、「競合をとことんパクる」ことが重要です。
アウトバウンド集客
アウトバウンド集客とは、チラシ配りのように、こちらからアプローチをかける集客手法です。即効性があり、フォロワー数の少ないアカウントでも効果的な手法です。アウトバウンド集客は、DM、いいね、リプライ、コメント、フォローなど、相手が気づいてくれるようなアクションを行います。
この2つの集客を使い分けてしっかりと参加者を集客していきましょう。さらに詳しい集客方法は「【2022年最新版】SNS集客で失敗しないための運用ポイント」からご覧ください。
開催前から参加者とコミュニケーションを取る
何度も言いますが、ウェビナーは「参加すること」のハードルが一番高いです。集客が成功し、一度参加希望を出したところでウェビナーに参加すると確定したわけではありません。ウェビナー開催までも、「参加したい」という気持ちを高め続けてもらうことが大切です。
ウェビナー開催までにできる具体的な施策として、次のようなものが挙げられます。
- ウェビナー予習動画を送付する
- メールマガジンを送る
- リマインドメールでウェビナー開催日時を再認識させる
これらの施策は全て、「ウェビナー参加へのハードルを下げる」ために行います。示した施策以外にも、この目的を達成できる施策があれば随時実行していきましょう。
ウェビナーを開催する
ウェビナー当日は、事前に準備した内容を確実に届けるための配慮が必要になります。注意すべきポイントをまとめましたので、開催前に確認するようにしてください。
通信環境の再確認
再度通信環境のチェックを行いましょう。zoomを使う方はこちらから通信環境チェックサイトへ移動することができます。そのほかのツールを使用する方も、各種ツールのテストサイトを調べてテストしてみましょう。
ウェビナーツールの使い方説明
リアクションの仕方や、質問の仕方を説明し、積極的にその機能を活用するよう促しましょう。参加者は質問などを積極的に行うことで、「自分も参加者の一員である」という意識を高めてくれます。
ウェビナーのルールを説明
「全員必ずリアクション機能を使う」など、「自分も参加者の一員である」という意識を持ってもらえるようなルールを設定しましょう。
また、トラブルが起きないようにするルールも必要です。主催者の発言中はマイクを必ずオフにするなど、進行が妨げられないように最低限のルール設定もしてもきましょう。
アフターサポートを実施する
ウェビナーは開催後の対応が大切です。しっかりとアフターフォローを行い、開催目的達成に繋げましょう。そのために必ず行うべき事項が、「フォローメール」です。
フォローメールでは、目的達成のための誘導を行いましょう。
- サービス販売が目的の場合…「サービス購入リンクの送付」
- ファン化が目的の場合…各種情報発信場所への誘導
などが挙げられます。
また、zoomウェビナーについては以下の動画で基礎が詳しく説明されています。ぜひ一度見てみてください。
まとめ
今回のポイントは以下の通りです。
- ウェビナーは、ファン化・教育・販売など、さまざまな目的で使用可能
- 一度に多くのユーザーにアプローチでき、深い情報を届けられるのがウェビナーのメリット
- ウェビナーの一番の壁は「参加してもらうこと」
- ウェビナー内容は競合調査をしていいところを抜き取り続けることで完成する
これらを抑えて、自社のウェビナー目的達成に繋げましょう。
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