黒歴史クリーナーがサービス終了。代わりにX（Twitter）のポスト(ツイート)を削除する方法とは？

X（Twitter）を長期間使用していると、過去の投稿で隠したい内容もあったりしますよね。

最近では、企業が就職活動中の学生が使うSNSアカウントを調査して投稿内容から人柄を探るケースも話題になっています。

もし、過去に差別的な投稿をしていたり、攻撃的な発言をしていたりしたことがバレたら、就職活動に悪影響を及ぼす可能性もあります。

そのような見られたくない過去の投稿を一括で消せるツールがあるのをご存知でしょうか。

その名も「黒歴史クリーナー」です。

本記事でご紹介している「黒歴史クリーナー」は、残念ながら2023年にサービスが終了しました。記事後半では、代わりにポスト（ツイート）を削除するツールをご紹介しています。

X（Twitter）黒歴史クリーナー使い方（スマホ）

黒歴史クリーナーは、削除したい投稿が3200件以下であれば、スマホからでも使用できます。

投稿を3,200件以上削除したい場合は、PCからアクセスする必要があります。

ここでは、まずスマホでの削除の仕方をご紹介します。

黒歴史クリーナーとX（Twitter）を連携する

削除設定ページに移る

連携が完了すると、削除設定の画面に移ります。

削除オプションは、全部で次の3つがあります。

• リプライを保護
• ふぁぼられを保護
• 日付を指定して削除

それぞれの役割を確認し、必要に応じて設定しましょう。

1.リプライを保護

これを設定すると、あなたがリプライしたポスト（ツイート）は削除対象外になります。例えば、あなたと友人のツイート上でのやり取りなど、過去の思い出として消したくない！というときは、リプライ保護を設定しておきましょう。

2.ふぁぼられを保護

「いいね」された投稿を削除の対象外にできるのが、「ふぁぼられを保護」です。「いいね」された投稿は残しておきたいというときは、設定しておきましょう。

3.日付を指定して削除

日付を指定して、その範囲の投稿だけを削除できます。

例えば、中学時代に暗い投稿しかしていなかったから、中学3年間分の投稿を消したい…といった削除したい投稿が、ある一定期間にまとまっているときは、「日付を指定して削除」が有効です。

全ての設定を確認したら、最後に「削除を開始する」を押して完了です。

黒歴史クリーナーを使ったことがバレるのを回避する方法

「削除を開始する」を押す画面では、「開始メッセージ」と「完了メッセージ」の記載があります。

そのままの内容で「削除を開始する」を押すと、自動的にあなたのアカウントで記載内容が投稿されるようになっています。

記載内容は変更できるため、黒歴史クリーナーを使っていることがバレたくない人は、「黒歴史クリーナー」「ツイートを削除」といった言葉を消したり、適当に内容を変更したりしてから、「削除を開始する」を押しましょう。

X（Twitter）の黒歴史クリーナーでポスト（ツイート）を消す方法（PC）

PCを使った削除方法について紹介していきます。

PCの場合は投稿のデータをダウンロードし、黒歴史クリーナーで読み込んで削除という流れになります。

スマホでは3200件までしか削除できませんが、PCは削除したい投稿を全て削除できます。

1.PC上でX（Twitter）にログインしてデータをダウンロードする

黒歴史クリーナーにアップロードして全削除する

ブラウザ上で、黒歴史クリーナーを開きます。

基本的な手順は、スマホ版と同様ですが、PC版では、「ツイートの取得方法」で「全ツイート履歴」を選択できます。

これを選択すると、一括でポスト（ツイート）の削除が可能です。

黒歴史クリーナー「Upload」のところで、X（Twitter）からダウンロードしたあなたのデータをアップロードしていきます。

その後は、スマホ版同様に必要に応じて「削除オプションと通知設定」をします。

最後に、「削除を開始する」を押して完了です。

X（Twitter）でツイートが消えない時の対処法2選

「黒歴史クリーナーを使ったのにツイートが消えてない！」削除したと思っていたのに残っていたら焦りますよね。

ここでは、ツイートが消えていない時の対処法について紹介していきます。

焦らず、手順を踏んで確認していきましょう。

1.複数回に分けて削除する

ポスト（ツイート）のデータが重い場合、すぐには消えないケースがあります。

正常に削除できない場合は、黒歴史クリーナーを利用して時間が経ってから、もう一度ブラウザを読み込んでみましょう。

多くのケースは、ブラウザを再読み込みしていないことによるラグで、消えていないように見えるだけです。

再度アクセスしても消えていない場合はPC自体を再起動するか、スマホやiPadなど端末を変えて確認してみてください。

2.削除オプションを確認する

削除オプションの中でも「日付を指定して削除する」は、あなたが消したい投稿の期間と正しく合っているか確認しましょう。

例えば、削除したい年が2019年だったけど、2018年で設定していたり、うろ覚えで誤認識したりしている可能性もあります。

削除オプションを間違えて設定していて、投稿が残ってしまった可能性があります。

誤りに気づいて、もう一度消したい！と思っても、黒歴史クリーナーは連続での使用はできません。

1回目に使用した日から、おおよそ2週間〜4週間が経つまで使用できないため注意しましょう。

X（Twitter）で黒歴史クリーナーを使用する際の注意点3選

黒歴史クリーナーの使い方について見てきましたが、黒歴史クリーナーはX（Twitter）社が公式に認めているツールではありません。

そこで気になるのが、安全なのかどうかですよね。

ここでは、黒歴史クリーナーを使用する際の注意点について見ていきます。

1.黒歴史クリーナーでアカウントを乗っ取られる可能性は？

「Twitterの黒歴史クリーナーって言う便利なものも存在するけどね。あまり、オススメしないよ。よく、乗っ取りとか聞くしね。」

Twitterの黒歴史クリーナーって言う便利なものも存在するけどね。あまり、オススメしないよ。よく、乗っ取りとか聞くしね。

— 折原高也@元:さくや (@izykn_0504) April 28, 2014

引用元：Twitter

「黒歴史クリーナーだと垢乗っ取りの話を思い出すわけだが」

黒歴史クリーナーだと垢乗っ取りの話を思い出すわけだが

— 雷々軒 (@rai_rai_ken) October 24, 2012

引用元：Twitter

「黒歴史クリーナー乗っ取りの可能性ありますよ」

黒歴史クリーナー乗っ取りの可能性ありますよ

— 時雨 (@Shigure7242) February 19, 2022

引用元：Twitter

　「黒歴史クリーナー」が、アカウントを乗っ取る可能性は低いです。
しかし、別のツールを利用した際にアカウントが乗っ取られ、「黒歴史クリーナー」を利用されてしまう場合もあります。

その場合、勝手にツイートされたり、ツイートを消されたりするリスクがあるため注意が必要です。

黒歴史クリーナーの乗っ取りに関する書き込みが多数みられる点から、黒歴史クリーナーとアカウント乗っ取りの関連性が全くないとは言い切れません。

利用する際は注意点を理解し、自己判断で使用するようにしましょう。

2.削除した投稿は復元できない

黒歴史クリーナーを使って一度削除した投稿は復元できません。

例えば、削除オプションの日付を指定して削除するで「間違えた日付を入力して削除をしてしまった！」という場合、二度と復元できません。

しっかりと確認した上で「削除を開始する」を押すようにしましょう。

3.アカウント凍結の危険性は？

X（Twitter）アカウントの凍結は、スパム行為や他人を傷つけるような迷惑な投稿をするなど、X（Twitter）社のルールに違反した場合に起きます。

　よって、黒歴史クリーナーを使用しただけでは凍結の対象にはならないため、ご安心ください。

凍結になった場合は、「Twitterアカウント凍結！原因や解除方法は？」で詳しく対処法について解説しているため、参考にしてみてください。

X（Twitter）黒歴史クリーナーの代わりにポスト（ツイート）を削除する3つのツール

記事の冒頭でもお伝えした通り、2023年7月現在、黒歴史クリーナーはサービスを終了しており使用できません。

しかし、ご安心ください。他にもポスト（ツイート）を削除してくれるツールはあります。

この章では、黒歴史クリーナーに代わるポスト（ツイート）を削除できるツールを3つご紹介します！

1.ツイ消しくん

もっともおすすめなのが、「ツイ消しくん」です。

サイト名の通り、ツイ消しくんは日本のサイトでフォロワーを消さずに過去のポスト（ツイート）やいいねをまとめて削除できるツールです。

こちらのページを開いていただき、青枠の「Twitterでログイン」クリックして利用を開始してください。

使用前に注意しておきたいのが、削除件数に制限がある点です。

15分毎に最大50件までしか削除できない制約があるため、その点はあらかじめご確認ください。

「ツイ消しくん」

2.TweetDelete

2つ目は、「TweetDelete」です。

シンプルに期間指定だけして削除できればOKな人には、使いやすくオススメのツールです。

TweetDeleteは海外のツールですが、シンプルでわかりやすい仕様となっているため、非常に便利です。

毎月100件までは無料でポスト（ツイート）を削除できます。

「TweetDelete」

3.ツイ消し職人

3200件を超える大量のポスト（ツイート）を一括で削除したい人は、「ツイ消し職人」がおすすめです。

ご利用いただく際は、2点注意点があります。

1つ目は有料であること。700で円買い切りのツールなためお金がかかります。ただ、3200件以上のポスト（ツイート）を消せるツールは他にもありますが、どれも割高なためこちらが良いかと思います。

2つ目の注意点は、全消ししかできない点です。一部のポスト（ツイート）のみ消したい方は「ツイ消しくん」や「TweetDelete」をご利用ください。

「ツイ消し職人」

まとめ：ツールを活用してX（Twitter）のポスト（ツイート）を削除しよう

いかがでしたでしょうか。

今回は、黒歴史クリーナーやその他のツイート削除ツールについてご紹介しました。

• 黒歴史クリーナーで見せたくない過去の投稿を消すことができる
• 黒歴史クリーナーはスマホ版(3200件未満)とPC版(全部)で削除できる件数が異なる
• 黒歴史クリーナーで消した投稿は復元できない
• 他には、「ツイ消しくん」「TweetDelete」「ツイ消し職人」がオススメ

今回解説した使い方や注意点は、実際に「黒歴史クリーナー」を使用する際にぜひお役立てくださいね。