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KGIとは?意味・設定方法・具体例・KPIとの違いまで徹底解説

あい

KGIって何?KPIとの違いがよくわからないんだけど

この記事ではKGI、KPIについての違いがしっかりとわかるようにわかりやすく解説していきます。

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監修者

三上 功太 / アドネス株式会社 代表取締役

本質のSNSマーケター みかみ“として
2020年からSNSで活動を開始

現在はアドネス株式会社 代表取締役として、
250名以上のメンバーを束ねる

教育のDXを実現し、累計生徒数3,000名を突破した
スキル獲得プログラム「スキルプラス」を運営

最新AIを活用し、組織マネジメントに特化したサービス
TeamBase」を独自開発

SNS総フォロワー数は25万人を突破し、
Abemaや、朝日新聞など多数のメディアに掲載

渋谷新宿など主要駅でブランド広告を配信


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目次

KGIとは?意味・定義をわかりやすく解説

KGI(Key Goal Indicator)の基本的な意味

KGIとは「Key Goal Indicator」の略で、日本語では「重要目標達成指標」と訳されます。KGIは、企業や組織が掲げる最終的なゴール(目標)を数値的に表す指標です。簡単に言えば、KGIは「成功をどう定義するか」を明確にするための数値目標です。

例えば、ある企業のKGIが「年間売上10億円」だとすれば、それがその企業の到達すべき最終目標となります。この目標を軸に、日々の業務やプロジェクトが設計・運用されていきます。

KGIの特徴:

特徴説明
長期的視点3ヶ月〜1年単位など、時間軸が長い
経営や戦略と連動ビジョンや中期経営計画に紐づく
定量的な指標数値で測定できる(売上、利益、シェア率など)
組織全体に共有部門・チーム全体で共通認識を持つことが重要

KGIが求められる背景と役割

今日のビジネス環境では、常に変化する市場や競合の中で、組織全体が「何に向かって努力すべきか」を明確にすることが求められます。ここでKGIが果たす役割は極めて重要です。

なぜKGIが必要なのか?

  1. 目標の明確化:曖昧なゴールではなく、具体的な数値目標を設定することで組織の進むべき方向が明確になります。
  2. 戦略との連動:中期経営計画や事業戦略と連動させることで、一貫した行動指針を持つことができます。
  3. 成果の測定:最終的な成果を数値で評価できるため、客観的な評価が可能になります。

実務におけるKGIの活用シーン

活用シーン
営業部門年間売上額、成約件数、シェア率
マーケティング部門リード数、ブランド認知度、市場シェア
サービス部門顧客満足度(NPS)、解約率、継続率

KGIとKPI・OKRとの違いを簡潔に比較

KGIとよく混同されがちな指標に「KPI」や「OKR」がありますが、それぞれ役割が異なります。

用語の基本定義と違い一覧:

指標略称定義役割測定期間
KGIKey Goal Indicator最終的な成果指標ビジネスの成功を測る長期(3ヶ月〜1年)
KPIKey Performance Indicator重要業績評価指標KGI達成の進捗を測る中期・短期(月〜四半期)
OKRObjectives and Key Results目標と主要成果定性的+定量的に行動をマネジメント四半期ごとなど反復的

マトリクス図:目的と粒度の違い

        目的      | 粒度・詳細
-----------------|-----------------
KGI   | 成果のゴール | 高レベル(定量)
KPI   | 実行の進捗 | 中レベル(定量)
OKR   | 挑戦と成長 | 中〜低(定性+定量)

KGIと他指標との関係性を理解する

KGIを中心とした指標群の関係性を理解することで、組織の目標管理がより立体的になります。

関連指標一覧:

指標名概要
KGI最終成果指標
KPI成果に至るまでの重要な中間指標
KDI実行段階の具体的行動指標(例:訪問数、対応件数)
KSF成功要因(戦略的優先事項)
CSF重要成功要因(KSFとほぼ同義)
OKR定性的な目標と成果指標のセット

次章では、「なぜKGIが重要なのか?」について、実務上のメリットや効果をさらに深掘りしていきます。

なぜKGIが重要なのか?導入するメリット

組織全体が同じ方向を向くための“北極星”としてのKGI

企業や組織が長期的な成功を収めるためには、全メンバーが共通のゴールを認識し、日々の業務をその達成に向けて進める必要があります。KGIはその“北極星”のような役割を果たし、組織の迷いやブレを防ぎます。

KGI導入による組織行動の統一効果

項目具体的なメリット
意思決定の基準化すべての判断が「KGI達成に資するかどうか」で行える
部門間連携の促進共通の目標を持つことで、サイロ化を防ぎ部門横断的な連携が進む
モチベーションの向上目標達成が可視化され、貢献実感を得やすくなる

数値による明確な目標設定が戦略の実行力を高める

KGIは抽象的なビジョンを「数値」という実行可能なレベルに落とし込むことで、戦略を現場で実行可能にします。数値があることで、進捗が測定可能となり、戦略実行がPDCAサイクルで回るようになります。

図解:KGIと戦略・現場アクションの関係性

ビジョン
   ↓
中期経営戦略(事業戦略)
   ↓
KGI(数値化された最終目標)
   ↓
KPI(具体的な進捗指標)
   ↓
現場アクション(施策・実行計画)

この構造を明確にすることで、組織は「なぜこれをやるのか」「今何が足りないのか」が分かるようになります。

KGIによって成果とプロセスが可視化される

KGIを設定することにより、「成果(結果)」と「そこへ至るプロセス」の両方が見える化されます。これにより、単なる行動量だけでなく“本当に意味のある行動”に集中することができます。

KPIとの併用でより効果的に

KGIを達成するには、当然ながらKPIの設計と運用が不可欠です。KGI=目的、KPI=手段という関係性を明確に保つことで、施策の優先順位付けも合理的に行えます。

目的(KGI)手段(KPI)アクション(施策)
年間売上10億円月間売上1億円、CVR3%維持広告出稿、営業件数増、サイト改善
離脱率10%以下ページ滞在時間3分、導線改善率20%FAQ充実、UI改善、チャットボット導入など

社内コミュニケーションの質が向上する

KGIが明確であればあるほど、社内での議論が「事実と数字」に基づく建設的なものになります。KGI未設定だと、判断が属人的・感覚的になりやすく、方向性のブレや衝突が起こりやすくなります。

Before/After比較:KGI導入の効果

観点KGI導入前KGI導入後
会議感覚・経験ベースの議論データと目標ベースで建設的な会話に変化
施策の選定担当者任せでバラバラKGIとの整合性を元に優先順位が明確化
組織の一体感部門ごとにバラバラ、目的意識が薄い共通の目標に向かう一体感と連携意識が醸成される

次章では、「KGIの正しい設定方法とステップ」について、SMARTモデルなどの手法を用いながら実践的に解説していきます。

KGIの正しい設定方法とステップ

KGI設定の前提:ビジョンと戦略との整合性を取る

KGIを設定する際、まず押さえておくべきは「組織のビジョン」や「中期経営計画」と整合性が取れているかどうかです。戦略が曖昧なままKGIを設定すると、現場との乖離が発生し、施策がブレやすくなります。

整合性を確認するチェックリスト:

確認項目YES/NO補足
企業のビジョンが明文化されているか?ビジョン不明だと、KGIも定まらない
事業戦略がKGIに反映されているか?単なる数字の目標ではなく、戦略的意図と一致しているか確認
各部門の役割がKGIとつながっているか?部門ごとのKPIとKGIが紐づいていることが理想

KGI設定の4ステップ:SMARTモデルをベースに

KGIの設定は以下の4ステップで行うと効果的です。SMARTモデルをベースにすることで、具体性・実現性・測定性を担保できます。

Step1:KGIの対象となる成果領域を決める

「売上」「シェア」「継続率」「認知度」など、KGIは成果に直結する領域から選定します。

Step2:SMARTモデルに基づいて数値目標を設計する

SMARTとは、以下の5つの要素からなる目標設定のフレームワークです。

要素意味KGIへの反映例
Specific具体的である年間売上10億円
Measurable測定可能である毎月の売上データに基づき進捗を可視化
Achievable達成可能である過去実績と成長計画から現実的な数値に設定
Relevant関連性がある企業の中期経営戦略と整合している
Time-bound期限が明確である12ヶ月以内に達成

Step3:中間指標(KPI)をブレイクダウンする

KGIを達成するために必要な行動指標(KPI)を設定します。ここで「KPIツリー」の設計が重要になります。

例:KGI=年間売上10億円
├─ KPI1:月間売上1億円
│   ├─ KDI1:商談件数300件/月
│   ├─ KDI2:CVR(成約率)=10%
└─ KPI2:リピート率80%維持
    └─ KDI3:カスタマーサポート対応時間24時間以内

Step4:モニタリングと見直しの設計

KGIは設定して終わりではありません。達成状況を定期的にモニタリングし、外部環境や内部体制の変化に応じて柔軟に見直すことが必要です。

モニタリング項目方法頻度
KGIの進捗状況ダッシュボード、月次会議などで可視化月1回
KPIとのギャップ分析KPI未達の要因分析、改善アクション洗い出し四半期ごと
戦略との整合性経営層とのレビュー、全社ワークショップ半年〜1年

次章では、KGIの具体例を部門別(営業、マーケティング、人事など)にご紹介し、実際に活用できるテンプレートも提示していきます。

KGIの具体例と業種・部門別テンプレート

なぜ部門別にKGIを設計すべきか?

KGIは経営全体の指標として設計されますが、実際には部門ごとに役割や成果目標が異なるため、部署別KGIの策定が不可欠です。特にKGIとKPIを組み合わせて各部門で具体化することで、組織全体として統一された戦略遂行が可能になります。


営業部門のKGI例

KGI:年間契約売上10億円の達成

KPI目標値補足
新規契約数年間500件単価200万円換算
月間訪問商談数400件/月成約率20%前提
商談から成約へのコンバージョン率20%業界平均以上を目指す

KPIツリー図(営業部門)

KGI:年間契約売上10億円
├─ KPI1:新規契約500件
│   ├─ KDI:月間訪問商談数400件
│   ├─ KDI:CVR(商談→契約)20%
└─ KPI2:平均単価200万円維持

マーケティング部門のKGI例

KGI:年間リード獲得数20,000件

KPI目標値補足
LP経由コンバージョン数月間1,500件セミナー、ホワイトペーパー含む
広告経由流入数月間20,000UUCTR、CVRも合わせて評価
オーガニック検索からの流入数月間10,000UUSEO対策の効果として計測

KPIツリー図(マーケ部門)

KGI:年間リード数20,000件
├─ KPI1:LP経由CV数1,500件/月
│   ├─ KDI:LP流入数6,000UU/月
│   ├─ KDI:LPのCVR25%
├─ KPI2:広告流入UU20,000
└─ KPI3:SEO流入UU10,000

人事・採用部門のKGI例

KGI:年間採用成功数50名(定着率90%以上)

KPI目標値補足
書類通過率30%以上応募総数に対する適合者比率
最終面接通過率10%フィルタリングと評価の精度のバランス
内定承諾率80%オファー内容・クロージング力に影響
入社3ヶ月後定着率90%オンボーディング制度、マネジメント体制に依存

KPIツリー図(人事部門)

KGI:採用成功数50名(定着率90%)
├─ KPI1:応募者数1,000名
│   ├─ KDI:書類通過率30%
│   ├─ KDI:面接通過率10%
├─ KPI2:内定承諾率80%
└─ KPI3:入社3ヶ月後定着率90%

カスタマーサポート(CS)部門のKGI例

KGI:解約率5%未満の維持

KPI目標値補足
顧客満足度(NPS)+40以上解約防止・ロイヤルティ向上に直結
初回応答時間平均30分以内迅速な対応が顧客印象を左右
問い合わせ対応完了時間平均24時間以内問題解決スピードが顧客満足に影響

KGI設定テンプレート(汎用)

設定項目内容記入例
KGI年間売上10億円
達成期限12ヶ月
測定方法月次ダッシュボード、期末レビュー
KPI月間売上1億円、CVR3%、リピート率80%
KPI達成のためのKDI商談件数、ページ流入数、CS対応時間など

次章では、「KGI設計でよくある失敗とその回避策」について、事例とともに詳しく解説していきます。

KGI設計でよくある失敗とその回避策

KGI設定にありがちな失敗パターン

KGIは組織の最終目標を定める重要な指標ですが、設計や運用方法を誤ると、逆に組織運営を混乱させる原因になります。以下は、特によく見られる失敗パターンです。

1. 抽象的な目標のまま運用してしまう

NG例問題点
「売上を伸ばす」数値がないため、達成か未達かが判断できない
「認知度を上げる」測定基準が曖昧で、施策の効果が評価できない

回避策:SMARTモデルを活用して、具体的・測定可能な形でKGIを定義する。


2. KPIとの整合性がない

KGIとKPIが連動していないと、現場の行動が目的とズレてしまいます。

KGIKPI問題点
売上10億円月間PV数売上に直結しない指標のため効果が薄い
顧客満足度(NPS)+50を目指すアンケート回収数回収数だけでは満足度の実態を把握できない

回避策:KPIはKGIの達成に直結する中間指標を選定し、KPIツリーで関係性を可視化する。


3. 実行可能性を無視している

KGI現実性の問題点
年間売上100億円現在5億円の企業では急成長が非現実的
解約率0%どんなに対応を最適化しても完全なゼロは困難

回避策:Achievable(達成可能性)の観点から、過去実績やリソースを加味して設定する。


4. モニタリング体制が不十分

KGIは運用中に進捗をチェックしなければ、絵に描いた餅になってしまいます。

失敗パターン問題点
期末だけでKGIを評価進捗が把握できず、途中で軌道修正ができない
部門ごとにKGI評価の基準が異なる組織全体での整合性がとれず、数値の信頼性が下がる

回避策:モニタリング体制を整備し、定例のレビューとフィードバックを制度化する。


チェックリスト:KGI設計の失敗を防ぐ10項目

チェック項目確認(✔)
1. ビジョン・戦略との整合性がある
2. SMARTモデルを適用している
3. 定量的な指標になっている
4. KPIと整合性のある設計になっている
5. 組織全体で共有・理解されている
6. リソース・実行可能性を加味している
7. KPIツリーで因果関係を明示している
8. 定期的な進捗確認の仕組みがある
9. 外部環境の変化に対応できる柔軟性がある
10. 評価・報酬制度にKGIが反映されている

このチェックリストを導入することで、KGIが「飾り」ではなく「実働する指標」として活用されるようになります。


次章では、KGIと戦略マネジメントの関係性について、経営戦略やOKRとの連動方法などを実践的に解説していきます。

KGIと戦略マネジメント:実践への落とし込み方

経営戦略からKGIへの論理的ブレイクダウン

KGIは単独で存在するものではなく、上位概念である経営戦略やビジョンからの論理的なブレイクダウンによって導かれます。これにより、KGIは単なる「数字の目標」ではなく、「戦略に基づいた成功指標」としての意味を持ちます。

フロー図:ビジョンからKGIへのブレイクダウン

経営ビジョン(例:業界No.1の顧客満足)
    ↓
中期経営戦略(例:3年以内に市場シェア30%を獲得)
    ↓
KGI(例:年間売上50億円、NPS +50)
    ↓
KPI(例:月間新規顧客数1,000件、既存顧客満足度90%以上)
    ↓
KDI(例:問い合わせ初回応答時間30分以内、再購入率70%)

KGIとOKR・バリューチェーンの連動

KGIを戦略マネジメントに落とし込むには、OKRやバリューチェーンと連動させていくことが重要です。OKRは挑戦的な目標管理、バリューチェーンは組織機能ごとの価値提供を可視化する枠組みです。

OKRとの関係:

指標意味用途
KGI最終的な定量成果(定まった数値目標)成果を図る軸
OKR挑戦的な目標とその達成結果のセット(定性+定量)組織の成長・イノベーション促進

連動方法:KGIが「必達目標」、OKRは「挑戦領域」として設計し、KGI未達でもOKRにより成長を評価することで、硬直化を防ぐ。

バリューチェーンとの連携:

KGIを各部門の価値活動(バリューチェーン)とリンクさせることで、どの活動がKGIに貢献しているかが明確になります。

バリューチェーン領域KGIへの貢献の視点例
研究開発商品力向上→顧客満足度UP→売上貢献
マーケティング認知・リード獲得→新規顧客数増加→売上貢献
サービスサポート問題解決速度→顧客ロイヤルティ→リピート率→売上貢献

KGI運用に役立つダッシュボードとツール活用

KGIを日々の経営に活かすためには、進捗状況をリアルタイムで把握できる「可視化」が不可欠です。ExcelやGoogle Sheets、BIツール(Looker Studio, Tableauなど)を活用しましょう。

ダッシュボードでの管理項目例:

管理項目推奨ツール活用イメージ
KGI進捗Google Sheets, Looker四半期ごとの目標達成率の可視化
KPIトレンドTableau, PowerBI月次/週次でのKPI変動・アラート設計
KDI行動ログスプレッドシート、CRM商談件数、対応記録、工数管理などの日次ログ活用

戦略マネジメントとしてKGIを文化にするには?

KGIを「使われる指標」として定着させるには、以下のような文化醸成が不可欠です。

  • 全社への共有と巻き込み:KGIはトップダウンだけでなく、ボトムアップの共感が鍵
  • 定例レビューの習慣化:KGIを評価する会議・報告を制度化する
  • 人事評価との連動:KGI達成をインセンティブに結びつけ、行動を強化する
  • 可視化と日常化:オフィスのモニターやチャットツールなどでKGIを常に見える状態に保つ

次章では、総まとめとしてKGIを組織に定着させるための鉄則と、おすすめのフレームワーク・資料をご紹介します。

まとめ:KGIを使いこなして組織をゴールに導く

KGIとは何か、再確認

KGI(Key Goal Indicator)は、組織の最終的なゴールを数値で表す重要な成果指標です。戦略の実行における“北極星”として、全社一丸となって取り組むための共通目標となります。単なる「目標数値」ではなく、企業のビジョンや戦略と強く結びついた「戦略的成果」です。


KGI成功の3つの鉄則

1. 戦略とKGIの整合性を取る

KGIは上位概念である経営戦略・ビジョンと一致していなければ意味がありません。すべての施策やKPIが、この一貫性のもとで設計されるべきです。

2. KPI・KDIとの連携で“行動”に落とし込む

KGIは「結果指標」であるため、日常の業務に直結するには、そこに至るKPI(進捗)とKDI(行動)を明確に設定し、可視化する必要があります。

3. 文化として定着させる

KGIが浸透する組織では、社員一人ひとりが「自分の仕事が最終目標にどう貢献するか」を理解しています。定例会議や人事制度に取り入れ、継続的に意識づけすることがカギです。


実践に役立つフレームワーク・資料集

フレームワーク/資料名内容概要用途
SMARTモデルSpecific / Measurable / Achievable …KGIの具体的・達成可能な設計に活用
KPIツリー設計テンプレートKGI→KPI→KDIの構造を図解形式で整理チーム内でのKPI構築ワークに活用
OKRマトリクスOKRとKGIの並列設計表成長目標と必達目標の両立に活用
KGI定着度チェックリスト(10項目)組織におけるKGI活用の成熟度を自己診断できるリストKGI改善・再設計の起点として活用

最後に:KGIを経営の“羅針盤”にするために

KGIは単なる数字ではなく、「組織の意思をかたちにする指標」です。これを戦略に基づいて設計し、日々の業務に落とし込み、可視化し、そして行動に結びつける。この一連の仕組みが機能すれば、組織はブレることなく着実にゴールに向かって進むことができます。

KGIを“使える指標”にするのは、設計の技術ではなく、運用の習慣と文化です。小さな改善を積み重ね、KGIが「生きた指標」として社内に定着する未来を目指しましょう。


【重大告知】

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